軽井沢ホテルブレストンコート vol.2
供されるのは、地素材をふんだんに盛り込んだ見た目麗しいフランス料理。実は、信州は寒暖の差がフランスに似ているため、フランス料理を作る上ではこの上ない環境だとか。春は山菜や川魚、夏は色・味ともに濃い高原野菜、秋は木の実やキノコ、冬は力強いジビエなど季節ごとに様々な食材が手に入る、まさに恵みの土地。それら豊かな食材に手を施すのが、2004年度の「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」において日本大会史上最年少優勝を果たした総料理長・浜田氏、昨年同コンクールで優勝し来年フランスでの本戦に出場が決まっている料理長・中洲氏といった実力派シェフたち。彼らは自ら生産元へ通い、生産者とともに素材を作るところからメニューを考えるため、完成された一皿はどれも繊細ながらも素材の持ち味がしっかりと引き出されている。フレンチというと、ソース使いなどで重たいイメージを抱く人もいるかもしれないが、レストラン ノーワンズレシピのフレンチはそういった概念を吹き飛ばし、最後の一口まで感動に導いてくれるのだ。
さらに、この“食の感動”は翌朝も訪れる。ホテルブレストンコートの朝食は、他ではお目にかかれない趣向を凝らした内容だ。モーニングドリンクには搾りたてのフレッシュジュースの他にグラスのスパークリングワインが用意され、ゲストが着席したタイミングで厨房ではガレット作りが始まる。ガレットが運ばれてくる間、ゲストはビュッフェ台に用意された自家製パテやマリネなど、タパススタイルの前菜をお好みでチョイス。そして心とカラダが目覚めた頃、いよいよスペシャリテが登場。ラタトゥイユ、半熟の目玉焼き、生ハムなどが添えられたそば粉のガレットは、見た目はボリューミーだが軽やかな味わいなので女性でもパクパクいただける。それぞれを絡めて一緒に頬張れば、きっと笑顔がこぼれてしまうだろう。
ここで1つ、食に絡めたとっておきのニュースがある。ホテルブレストンコートが誇る信州・軽井沢ならではの地素材を活かした美食は、現在、ホテル敷地内に建設中のレストラン「Blestoncourt Yukawatan(ブレストンコートユカワタン)」でも楽しめるようになる。軽井沢をゆったりと流れる清流・湯川にちなんで名づけられたこちらのレストランでは、従来の森のジビエに加え、岩魚やヤマメなど川魚を使った“水のジビエ”が披露されるそう。また、使う食材は信州産に限定。厨房を取り仕切る浜田シェフは、使用する器やグラスもオリジナルにこだわり、角界から注目を集める陶芸家・青木良太氏とのコラボレートによるYukawatanの料理を楽しむためだけの食器を考案中だとか。彼らが互いに受けるインスピレーションで生まれた食器×料理と聞けばさらに期待も増す。新レストラン「Blestoncourt Yukawatan」は、2011年春にその扉が開かれる予定だ。
自然溢れた静寂の別天地で、ファーストクラスの安らぎと贅を尽くした美食を発信し続ける「軽井沢 ホテルブレストンコート」。日常の慌しさから解放され、心と体にとびきりの癒しと栄養を与えたい…そう感じた時は、このホテルの名をふと思い出してほしい。
(photo / toru hiraiwa & HBC, text / chinatsu umezawa)
土日もOK! スペシャル&お得な軽井沢ホテルブレストンコートのverita読者限定宿泊プラン!!(2011年2月末まで)
軽井沢ホテルブレストンコート
長野県軽井沢町星野
交通アクセス: JR軽井沢駅から車で約15分 ※軽井沢駅より無料シャトルあり
Tel:0267-46-6200
客室:39室
料金:22,000円〜(1泊2食付、税込・サービス料込)
軽井沢 星野エリア
交通アクセス:JR軽井沢駅から車で約15分 ※軽井沢駅より無料シャトルあり
Tel:0267-44-3580(星野温泉トンボの湯)
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