FWズラタン・イブラヒモビッチやFWアレシャンドレ・パトにけん引され、マッシミリアーノ・アッレグリ監督が採用した4-3-1-2のフォーメーションをもって、リーグ戦で好スタートを切ったミラン。MFアンドレア・ピルロは『ミラン・チャンネル』のインタビューで、現在のミランがカルロ・アンチェロッティ監督(現チェルシー)時代のチームに似ているとの見解を示した。

「今のチームはすごくアンチェロッティ時代のミランを思い出させるね。あのときもカカーやルイ・コスタをトップ下に置いて戦っていた。今の僕らはまだこのシステムで戦うようになっている。このフォーメーションで、僕らは何年間も戦い、大きな成功を収めてきたんだ。良い吉兆であることを願っているよ」

ミランは19日のチャンピオンズリーグ・グループリーグ第3節で、ジョゼ・モウリーニョ監督率いるレアル・マドリーと対戦する。ピルロは「魅力的で素晴らしい試合になるだろう。去年の快挙を繰り返したいね」とコメント。パトの2ゴールにより、敵地サンチャゴ・ベルナベウでレアルを下した昨年のように成功を手にしたいと意気込みを見せた。

また、ピルロは次のように続け、いかに調子が良いかを強調している。

「僕もチームも調子は良いよ。これから重要な試合が続く。大切なのは、チームがここ最近の試合のように結果を残していくことだ。この道を続けなければいけない。個人的には、力をうまくコントロールできている。終盤になってもキレやエネルギーを保っていられているんだ。この好調が続くことを願っているよ」

それほど好調であれば、ピルロの控えも必要ないだろう。だが、同選手は「このポジションでプレーできる選手はほかにもたくさんいる。今のミランにだって、たとえば(クラレンス・)セードルフや(マシュー・)フラミニといった選手がいるよ。僕と特徴は違うかもしれないけど、彼らのやり方でプレーできるはずだ」とつけ加えている。