「信用」「評判」表す“通貨”とは?

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 円、ドルといったリアルマネーではなく、他者からの信用や評判、影響力など自分自身の価値を示す“自分通貨”をつくり、自分自身を高めていこう。何せ人からの信頼はリアルマネーと違って減りもしないし、盗まれたりもしないのだから。
 このような考え方を示しているのが『ユーマネー-Free<タダ>でお金と自分を成長させる方法』(中村祐介/著、講談社/刊)。

 さる8月5日(木)、本書の出版記念セミナーが講談社にて開催された。
 著者の中村祐介氏だけでなく、ブログ「たぬきちの「リストラなう」日記」が大反響を呼び、書籍化されたたぬきち氏、『人生を変えたければ「休活」をしよう!』(サンマーク出版/刊)著者の大田正文氏も参加したトークセッションでは、現在の活動や出版の経緯、ユーマネーに対してのそれぞれの考え方など、盛りだくさんの内容となった。

 ゲストとして参加したたぬきち氏と大田氏はそれぞれ著作を持っているが、双方ともに出版までには“ユーマネー”の力が働いたようだ。

 たぬきち氏は自身のブログ「たぬきちの「リストラなう」日記」が評判を呼び、書籍化につながった。また大田氏は、プライベートで積極的に勉強会やセミナーに参加し続けていたことが自身の著作の出版に結びついたという。

 さらに大田氏は、著書のプロモーションでも“ユーマネー”の力を感じたという。
 奥さんや友人たちと、自作の“休活しようTシャツ”を着て都内60店舗の書店を周り、ポップを書いたのだそうだ。出版をきっかけに自分だけでなく周りの人々も盛り上がって行ける。これは大田氏がそれまでに貯めてきた“ユーマネー”の力だと言える。

 仕事をしているとつくづく感じるが、人からの信頼を得るのは本当に難しい。しかし、中村氏の著作にもあるように、人の信頼を得たいのであれば、とにかく行動することだ。そのようにして貯まった“ユーマネー”こそが自分の人生を豊かに、実り多いものにしてくれるのだから。
 そんなことを気づかされるセミナーだった。

 自分通貨“ユーマネー”がどういったものか、詳しく知りたい方は中村氏の著書をぜひ読んでいただきたい。
(新刊JP編集部/山田洋介)

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