BREAKERZ
 昨年12月に発売した4枚目のアルバム「FIGHTERZ」がオリコン・ランキング初登場7位を記録。同作を引っさげて、今年2月まで自己史上最長となる全国13ヶ所17公演に及ぶ、原点回帰のライブハウスツアーを開催したBREAKERZ。“戦いの後の癒し”として、4月には自身初となるアコースティック・アルバム「B.R.Z ACOUSTIC」を発売した彼らが7月14日、前作「LOVE FIGHTER〜恋のバトル〜」以来約8ヶ月ぶりとなるニューシングル「激情/hEaVeN」を発売した。

――今回のシングル「激情/ hEaVeN」を発売されるにあたり、事前にこういうシングルを作りたいというイメージはありましたか?

SHINPEI:“FIGHTERZ”ツアーという全国各地のライブハウスを回って、ライブの楽しさを再認識するという原点回帰ができ、全速力で駆け抜けた後の癒しということでアコースティック・アルバム「B.R.Z ACOUSTIC」を作り、フラットな状態に戻った自分達がいて。自然な流れで「次のシングルはBREAKERZらしさが一番ダイレクトに伝わるロックサウンドが前面に出た作品にしたいね」という話し合いがメンバー間、スタッフ間で満場一致でありまして。一番相応しかったのがこの「激情」と、更にサウンドのみならず、+エンターテインメントな世界だったり、ロック以外にも色んな要素が散りばめられているような曲ができるのもBREAKERZの持ち味の一つだなと思っていて、それに相応しかった曲が「hEaVeN」かな?って、この2曲が選ばれた感じでしたね。

――メンバーの皆さんが「激情」を感じるような場面はどんな時ですか?

SHINPEI:やっぱりライブですかね。唯一ムキ出しの自分になっている時間ですね。あんなに汗かいて大きな声で叫んで、ガー!ってなる時間はそうないですからね。

AKIHIDE:普段「わぁ、やった!」みたいな激情的な感情は、大人になるとそうそう無いですよね。だからこそ、ライブがそれをムキ出しにできるので、より貴重ですし。それって僕らだけじゃなくて、いらしてるファンの方も非日常を味わえるということでは、ライブを越えるものはまだ無いですよね。

DAIGO:俺は最近「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破」が出て、Blu-rayを買ったんですよ。あれは“劇場”で観た時から震えていたので。

一同:(笑)。

DAIGO:あの興奮、感動を更に家で観られるので、魂の震えを感じたというか。去年の武道館のオープニング映像は、アスカの宮村優子さんに声をやって頂いたので、本当に感動しましたね。「DAIGO発進!」とか言ってもらったので。本当はそれを言うのは葛城ミサトさんなので、アスカの役目じゃないんですけどね(笑)。

――「激情」的な女性というのは、皆さんどうですか?

DAIGO:昔付き合った人とか結構、気性が荒い方もいたので。俺が待ち合わせに5分遅れたら、渋谷のハチ公前の人がイッパイいる所で思い切りケツキックされたこともあったので。

SHINPEI:うぉー、マジっすか!それ「激情」キックですね。

DAIGO:「激情」を感じましたよ。あとは、ティッシュ箱を投げつけられたり(笑)。でも、俺が悪い部分もあったので、若い頃の話ですから。俺は怒りの感情がそこまで無いので、そこまで怒れる人が逆にすごくうらやましかったりしましたけどね。

SHINPEI:僕は今まであまり縁が無かったかもしれないですね。割と大人しい人が。でも、友達で飲むと豹変する人がたまにいたり。ものすごくテンションが上がって、水のように飲む人とかもいますけど。ああいうのを見ていると、スゲーと思いますね(笑)。

AKIHIDE:俺も最近は無いですけど、若い頃はコップ投げられたりしたので。でも分かりやすくて、あまり嫌いじゃないかもしれないですね。自分もそういうタイプなので、ぶつけ合う方が割と好きかもしれない。