――逆に、理想の男性像はありますか?

AKIHIDE:人間的に大きい人になりたいなと思います。どんな苦難でも、どんな人に対してもまんべんなく愛を捧げられるような人には憧れます。自分が全く逆なので、余計にそう思いますね。

SHINPEI:慌てない人になりたいです。何事があっても平常心を持っている人になりたいんですけど結構、携帯電話を落としてあたふたしたりするんですよ。落ち着いた大人になれるように頑張っていきたいですね。

DAIGO:自分のやっていることに対して一生懸命で、妥協無くやっている人にすごく憧れたりするので。イチロー選手のストイックな感じだったりは、すごく理想というか。自分に出来ないからこそ憧れる部分もあると思うんですけどね。男として格好いいというか。そういう人が言っていることにもすごく影響を受けますし、思い出しますよね。

――「激情/hEaVeN」のPV撮影のオフショットでSHINPEIさんが歌っている場面がありましたが、DAIGOさんは撮影前にイメージトレーニングをされたりしますか?

DAIGO:どうかなー(笑)。俺も19からライブをやって、もう13年経っているから、立ち方とかもそうだし、基本スタイルは決まっているかもしれないですね。あとは曲を何回かやっていって、いい意味でこなれていくというか。「こういう解釈でやってみようかな」とか「ここはこうした方が良さそうだな」とか、どんどん固まってきますけど、「ここでこうしてやろう!」みたいなものはそんなに無いかもしれないですね。ああいうのは結構、体力勝負なので、粋がいい内にバンバン色々やっておくのも手なんですけど。テイクを重ねていくほどに、洗練されていく部分はあるかもしれないですね。

――長時間のPV撮影やライブに向けて、日頃から体力的にトレーニングされていることはありますか?

SHINPEI:僕は今までは独学で筋トレをしていたんですけど、この春からジムに通い始めて。にわかマッスルじゃないマッスルになりたいなと思って、やっぱり機械とかダンベルとかのトレーニングはいいですね。「日常で持たないよ!」ぐらいの重さを持ちやすい感じで持たせてくれるので限界を引き出せて、「筋肉って素直だなぁー」みたいな。まだ劇的には変わってないですけど、くっと引き締まって、強くて硬い筋肉になっている気がしますね。気持ちも引き締まるので、武道館までにはビシッとした身体に。

AKIHIDE:僕はウォーキングとかはやるんですけど、それぐらいで。ただ、準備段階として、未だに自分の好きなアーティストのビデオとかを観て、弾き方だったり、研究したりしますけど。

――ニコニコ動画で“AKIHIDE信者”という、AKIHIDEさんのフレーズだけをコピーされている方がいて。

SHINPEI:あぁー!それオレも観たことある(笑)。

――最初の頃は部屋着みたいなラフな格好なんですけど、段々衣装っぽくなっていったり…(笑)。

AKIHIDE:多分、初期の頃のは観たことあります。衣装みたいになっているのは知らないですけど。

――いつからか、ギターもAKIHIDEさんと同じモデルに変わっていったり。

AKIHIDE:そういうの本当にメッチャ嬉しいですね!ギタリスト冥利に尽きます。

――DAIGOさんは何かトレーニングはされていますか?

DAIGO:僕も、基本していないですね。まず、リハーサルを一日一日、一生懸命やるというか。常にMAXでいっちゃったら危ないし、聴き苦しくなる部分もあったりするので、そこでペースを掴んでいって。でも、去年の武道館の前はちょっとランニングとかもしていたので、もしかしたら今年も梅雨明けぐらいからやるかもしれないですね。

――以前に他のライターから聴いた話なんですけど、インタビュー時にボイスレコーダーで録音すると、DAIGOさんの声だけがヒビ割れるくらい、ヴォリュームが大きいと言っていたので、それだけ声量が鍛えられてあるんだなと。

DAIGO:本当ですか?それか、もうバラエティー癖がついて、声を張り気味なのかもしれないですけどね。

SHINPEI:前へ前へ(笑)。

DAIGO:それか、その日は無駄に元気だったか(笑)。