朝の7時に朝ラーを食べるサラリーマンなどでごった返す「ヒノマル食堂 つけ麺なおじ」の店内

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朝からラーメンを食べる、通称「朝ラー」。静岡の一部地域や福島の喜多方などにあるこの習慣が、ここ最近、都内に浸透しつつある。都心のオフィス街に“朝限定メニュー”を出すラーメン店が増加中なのだ。

【写真】大人気!垂涎の一杯「六厘舎」のつけ麺はコレ

■「ヒノマル食堂 つけ麺なおじ」/新橋

2010年4月にオープンした同店は、なんと朝6時開店! ここの人気の朝メニューは、通常のあっさり味でコクのある醤油ラーメンに、親子丼(小)が付いた「朝ラーメンセット」(650円)だ。親子丼には、刺身でも味わえるほど新鮮な鹿児島の「薩摩がんこ赤鶏」を使用。食べやすいさっぱり味のラーメンと、しっかりとした味付けの親子丼は、サラリーマンにはうれしい組み合わせ。「忙しくて昼食をとる時間がない人に、“朝から手早くガッツリ食事がとれる”と喜んでもらってます」と笑顔で語るのは、店長の谷代 猛さん。新橋という立地もあり、ピークの7時ごろには、立ち食いで“朝ラー”をすするスーツ姿の人々で込み合う。

■「六厘舎 TOKYO」/東京丸の内

東京駅のラーメンストリート内で、オープン以来毎日のように行列ができている同店は、2010年1月より、“朝のつけ麺”こと「朝つけ」(580円)を開始。通常の濃厚なつけ汁よりライトなスープに魚介風味を加えた「朝つけ」は、コクがありながらもさっぱりした味わいで、朝ならではの逸品だ。それでいて、麺の歯ごたえ、味わい深いスープは変わらない。これなら「朝から胃もたれが…」と気にする人でも安心して食べられるので、仕事を頑張りたい日にはもってこいのラーメンだ。

■「桂花 新宿ふあんてん」/新宿

2010年3月より始めた同店の「朝ラーメン」(500円)は、通常メニューと同様、マー油が香ばしいマイルドなとんこつスープに、チャーシューとネギのみのシンプルなラーメンだ。ここのこってり味に慣れた人は、他の店のラーメンは物足りなくなってしまうほど、パンチがきいている。麺も、熊本ラーメンなので細麺で食べやすいため、朝でもスルスルっと食べられる。店内には通勤通学途中に立ち寄る人だけでなく、歌舞伎町で朝まで呑んだ後に締めで食べる、という姿も多い。朝6時からの営業を、翌月には朝4時から(!)に変更したほど盛況となっている。

新店から人気の既存店までが続々と参入している「朝ラー」。今後、東京でもブームを作り出せるか注目したい。【詳細は、6月8日発売の東京ウォーカーに掲載】

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