南アフリカ・ワールドカップで1986年以来の優勝を目指すアルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ監督。24日に行われたカナダとの親善試合を前に、同監督は現在のチームが86年のチームに似ていると話した。

「今のチームと86年のチームの違いは、示すべきものが残っているという点だけだ。今のチームは栄光に飢えているよ」

一方で、同監督は「86年のときは、70日間のキャンプをやった。だが今は、本大会まで2週間だというのに、まだすべての選手がそろっていない(チャンピオンズリーグ決勝に出場したDFワルテル・サムエルとFWディエゴ・ミリート、DFマルティン・デミチェリスが合流せず)。だが、全員と話をしたし、彼らは自分たちが何を戦うのか、理解しているよ」とつけ加えている。

また、マラドーナ監督は「私はプレッシャーを感じていない。選手たちにもそうであってもらいたいね。プレッシャーを感じるというのは、朝起きたときに、食べるためのお金を稼げるかどうかを心配するということでなければいけないんだ。ここにあるのは最大限の責任だ。それはパーフェクトに理解しているよ」とコメント。自身に求められているのが、24年ぶりとなる優勝だということは理解しつつも、重圧は感じていないと強調している。