5日に行われるセリエA第15節で、首位インテルはユヴェントスと敵地で対戦する。ビッグマッチを前に、4日の前日記者会見に臨んだインテルのジョゼ・モウリーニョ監督は、インテルがユーヴェ戦の結果に関係なく、首位を維持できることに変わりはないと強調した。

「ユヴェントス戦の価値は同じ3ポイントだ。我々がフィオレンティーナ相手に獲得し、サンプドリア戦で失ったのと同じものだよ。そして我々は、まだ首位のままトリノを去るということが確実になっている」

つまり、8ポイントという大きな勝ち点差が、インテルに一定の落ち着きを与えているということだ。いずれにしても、モウリーニョ監督はリーグ戦の行方が決まると言うのは早すぎると言う。

「通常、私は前半戦が終わるときにリーグを理解し始める。50%の道のりが終わったときだ。そのときに、数ポイント勝ち点が多ければ、どうやって終わるかを理解し始められるのさ。今はまだ早すぎる。まだそこまでに4、5試合が残っているし、このリーグ戦は難しいんだ。私が就任する前の年に、インテルは12ポイントもリードしていたが、シーズン終了30分前までタイトルを失いかけていたじゃないか」

一方、ユヴェントスについて、モウリーニョ監督は次のように話している。

「ユーヴェのことを考えると、非常に経験豊富なチームだということを思う。多くの選手たちが似たような状況を経験してきて、士気を高めて試合に臨むことの意味を知っている。もしくは、精神的に難しい条件での試合を戦うことをね」

「ユヴェントスは子供たちのチームじゃない。彼らは次の2試合(インテル戦とチャンピオンズリーグのバイエルン・ミュンヘン戦)が、自分たちにとって決定的だということを理解している。マウロ・カモラネージやファビオ・カンナヴァーロ、アレッサンドロ・デル・ピエーロ、ジャンルイジ・ブッフォンといった選手たちを見ても、彼らの顔が恐れているとは思わない。自分たちに怒っているはずだと思う。そして、大きな意欲を持っているだろう。我々にとっては難しいよ。集中し、普段よりもモチベーションのあるチームと対戦するんだからね。ただユーヴェも、インテルとの試合が簡単じゃないはずということは分かっているだろう」

最後に、モウリーニョ監督は自らの去就に関する騒動に苦言を呈した。

「今の私はインテルの指揮官だ。今週は、すでに私が元監督であるかのように言われた。だが、モラッティ会長が望んで私に出て行けと言うまで、私はインテルの監督だよ」