セリエA最終戦を終えたミランのカルロ・アンチェロッティ監督は退任を発表したが、チェルシーの監督に就任することについては認めなかった。ミランとの契約は2010年までだが、ここ数カ月はチェルシー監督へ転身の噂で持ちきりだった。

アンチェロッティ監督はミランが来季のCL出場権を確定すると、「クラブとの合意で、私の契約終了を早めることになった。ミランでの美しき冒険はこれで終わりだ。それ以外のことは何も公式に話せるものはない。他のクラブとはまだ何も合意していない」と話したが、「幸運を」と英語で声をかけられると、「それは行ってみるまでわからないね」と答えた。

アンチェロッティ監督の後任には、元ブラジル代表でクラブのスポーツディレクターを務めるレオナルド氏(39歳)が就任する。これまで監督経験はなく、指導者資格もまだ取得していない。正式発表は6月1日に行われる。