すでに来季の選手獲得候補リストを作成中のフロレンティーノ・ペレス氏。R・マドリー復活とサポーターの信頼を取り戻す大改革が必要とされる。その中でもビックネームの獲得は大きなインパクトを与えられる重要な項目となる。

 カカとC・ロナウドの獲得についてはもう数シーズン前から囁かれているが、Sport紙はペレス氏がイニエスタ獲得に興味を示していると伝えた。今シーズン、バルサで大活躍をしているイニエスタ。一部ではメッシよりも上という声も聞こえるほどプレーに磨きがかかった感がある。

 イニエスタの獲得はリーガ最高の選手との契約であると共に、ライバルのバルサに大きなショックを与えることを意味している。当時バルサからR・マドリーへ移籍したフィーゴを思い出させるが、本人はもちろんバルサを離れる気持ちは全くない様子だ。

 今のところ紙面上の話でしかないが、フィーゴの前例がある上にフットボール界では驚くような選手移籍があるだけに不可能は存在しない。ちなみにイニエスタの違約金は1億5000万ユーロ(約195億円)という額がついているだけにこれを支払えるのはR・マドリーくらいのビッククラブしかない。ペレス氏の登場でヨーロッパ選手移籍市場に大きな動がありそうだ。

(スペイン通信)