先月28日のフランス杯リヨン戦で相手GKと激突して頬骨を骨折したマルセイユFWのバカリ・コネ。レキップ紙によると、経過は良好で手術を受けずに患部を固定し、癒合を待つことになった。

 全治3週間と診断され、8日のボルドー戦は欠場するコネだが、母国コートジボワールでは11日の国際親善試合トルコ戦の代表メンバーに入り、驚きを呼んでいる。

 骨折からわずか1週間というタイミングでコネを招集したのは、昨年5月に同国代表監督に就任したヴァヒド・ハリロジッチ氏。監督歴は20年近くにおよび、1998年から2005年までリール、レンヌ、パリ・サンジェルマンといったリーグ・アンのチームの指揮をとった。

 ハリロジッチ監督が今回コネをメンバーに入れた意図は、たとえばチェルシーで活躍するサロモン・カルーなどが外れているだけに、図りがたいところがある。

 なおトルコ戦のメンバーには、ドログバ(チェルシー)、ヤヤ・トゥーレ(バルセロナ)、コロ・トゥーレ、エブエ(アーセナル)ら“常連”のほか、ロマリック(セビージャ、元ル・マン)、カデル・ケイタ(リヨン)、ジェルビーニョ(ル・マン)といったフランスに関係の深い選手が復帰している。