レアル・マドリーは今夏、スペインフットボール史上最高額となる1億1900万ユーロ(約189億8500万円)を投じ、補強を行ったが、この天文学的な移籍金は一体どこから捻出されるのか?その答えは、今シーズンから新たにユニフォームスポンサーとなったBwin社とテレビ放映権に関するメディアプロ社との契約で手に入れた巨額の資金にあった。

 レアル・マドリーは、今年の6月にBwin社と3年間の第一スポンサー契約で合意。また、昨年11月にはメディアプロ社と2012-13シーズンまでのテレビ放映権譲渡の契約を結んでいる。
 
 この5年の間、毎年およそ6000万ユーロ(約95億7400万円)以上がレアル・マドリーの懐に入るというわけだ。この収入を見込めるからこそ、ぺぺ、ドレンテ、スナイデル、ロッベン、エインセの獲得に1億1900万ユーロも費やすことが可能となったわけだ。

 スポンサー収入はクラブにとっての大事な収入源であり、レアル・マドリーというブランド力が大きいことを証明している。また、放映権譲渡による収入もクラブにとっては大きな収入源の一つだ。それがクラブの財政面を安定化させ、選手の補強費にも回せるということなのだろう。

(スペイン通信)