【ファンキー通信 カルチャー編】嗚呼、素晴らしきかな王子様の世界!

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 女子ならば、「王子さま」という言葉には弱いはず。最近は世の中にいろいろな種類の「王子さま」がいるようである。王室育ちのロイヤル王子にタレント王子、マンガの世界の王子などなど、書籍『王子辞典 Prince Dictionary』(太田出版)には、様々な王子さまが紹介されているのだ。

 じっくり読んでみると、「恋する可愛い中年王子」(=石田純一氏)、「魔性の少年王子」(=本郷奏多くん)、「俺様王子」(=『のだめカンタービレ』の千秋真一くん)・・・など、そりゃ〜もう、各界の多種多様な王子がギッシリ掲載されている。

 でもよく考えてみて。一昔前は、白馬を乗りこなして、さわやかで、いつも女の子が考えていることを先読みしてハートを「キュンッ」とさせてくれるのが「王子さま」だったはず。つまり、女子の妄想のかたまりが「王子さま」と称される男子だったわけだが、なぜこんなに王子的男子の多様化が進んだのだろうか?

 「男女問わず、自分自身とキチンと向き合うようになってきたことが、そもそものはじまりだと思います。自分の魅力や欠点を見つめ直すことで各々の意識改革が始まり、美意識が向上したのではないでしょうか。それに伴い、イイ男が増えたと同時に、美意識が上がった女性もまた、自分にあった理想の男性像を明確に捉えるようになりました。なので、多様化というよりも、元々あったイケメン男子のジャンルが細分化されているのだと思いますよ」(『王子辞典』編集・著者の竹村真奈さん)

 なるほど、「王子」はイケメン男子の1つのジャンルになったってことか。だから最近は『花より男子』のような、様々なタイプの王子系イケメン男子が登場する作品が大ウケするんだなぁ。『花より男子』は昔から人気のある作品。以前は「ストーリーが面白いから」ということで話題を呼んでいた節が多かったけど、最近のフィーバーぶりは「F4(主人公・牧野つくしを取り巻く、イケメン金持ち男子たち)がそれぞれ素敵すぎるから」という理由が大きいような気がするし。

 ところで「メガネ系男子」「スーツ系男子」、そして「王子系男子」ときて、次はいったい何系の男子が女子のハートをゲットするんでしょ?

 「『メガネ』『スーツ』『王子』に変わるほどの大きなジャンルではなく、今後はさらに細分されていくと思います。声、手などのピンポイントであったり、白衣、老眼鏡紳士、ヒゲだったり、“パーツ萌え”が主流になりそう。個人的には堺雅人さんや大森南朋さんのような30代後半から50代前半の中年男性に注目していますが(笑)」(同)

 個人的には、小さくて、愛らしい子供のような容姿を持つ「ショタ系」男子がキテほしいっす!!(遠藤麻衣/verb)

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『王子辞典』 - livedoor ブックス

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