もはや日本人の食生活に欠かせなくなった「コンビニグルメ」。種類、品質ともにどんどん伸びているが、最も国民の支持を集めているチェーンはどこだろうか。

Jタウンネットでは2019年1月25日から3月6日まで、「あなたが一番好きなコンビニグルメは?」と題して読者アンケートを行った(総投票数1414票)。はたして、ナンバーワンに輝いたチェーンはどこだ――

圧倒的な強さを見せたのは...



広域に展開しているコンビニチェーンは10以上あるが、今回の調査では日本フランチャイズチェーン協会の正会員になっている7ブランドに選択肢を絞った。

全国の総得票の割合だが、主要3社と言われるセブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートがトップ3を独占。セブン-イレブンが496票、35.1%で首位に輝いた。

2位は352票、24.9%でローソンが食らいついた。ファミマは231票とセブン-イレブンの半分にも及ばず、後塵を拝した結果だ。

一方、4位以下では店炊きご飯の「ポプ弁」で知られるポプラが最も支持を得た。全体の7%にあたる99票ではあったが健闘した。セイコーマートはポプラにわずか3票差で5位、ミニストップが78票で6位だった。

最下位だったのはデイリーヤマザキで52票、割合にして3.7%だった。そのほかのローカルコンビニの熱狂的ファンもいるかと思い、「その他」という選択肢も用意していたが、ほとんど投票はなかった。

地域別でもセブン-イレブンが強かった



全体のランキング同様にセブンが23の地域で首位を獲得。地域別では1位を奪取した。とくに関東圏と関西圏では圧倒的な強さを見せている。日本地図が真っ赤に染まっている様子からも分かるだろう。

ただ、得票の割合をみると意外と拮抗していて、関東全体では34.9%、関西全体では44.5%という結果だった。

主要3社はローソンが4つの地域、ファミマが愛媛県と青森県の2つの地域でしか首位を獲得できなかった。それを上回ったのがポプラだ。おひざ元の広島県をはじめ、長崎県と佐賀県、新潟県、沖縄県と全5地域でトップに立っている。


強さを見せたポプラ。姫路日赤前店(WikimediaCommonsより、Corpse Reviverさん撮影)

なかでも広島県では7割以上の票を獲得。2位セブン-イレブンの4票を突き放している。ちなみに、新潟と沖縄にはポプラの店舗はない。一部店舗では、その場で白飯を炊いているなど、弁当のこだわりが強い。そうしたイメージが反映された結果だろうか。

セイコーマートも北海道では絶大な支持を得た。得票の割合は過半数を超えている。一方で、ミニストップとデイリーヤマザキは、残念ながらどの地域でも1位を獲得できなかった。

全国の割合・地域別ともにセブン-イレブンの強さが目立つ結果だったが、ローソンとファミマを含めた主要3社のコンビニグルメの支持層は厚い。いかに我々の生活に馴染んでいるかがわかる結果であった。