17日、バチカン(ローマ法王庁)を公式訪問し、ピエトロ・パロリン国務長官(首相に相当)が執り行った「朝鮮半島の平和のための特別ミサ」の後、朝鮮半島の平和定着をテーマに演説する文大統領(資料写真)=(聯合ニュース)
【ブリュッセル聯合ニュース】欧州を歴訪中の文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領は18日(現地時間)、アジア欧州会議(ASEM)首脳会合のためベルギー・ブリュッセルを訪れ、同会合に先立ちトゥスク欧州連合(EU)大統領が主催した夕食会に出席した。

 

 韓国青瓦台(大統領府)によると、文大統領はトゥスク氏に、ASEM首脳会合の開催準備と歓待に対する謝意を伝えた。

 文大統領はベルギーのフィリップ国王や英国のメイ首相、日本の安倍晋三首相らと共に前方のテーブルに着席。南北、韓米の首脳会談開催による朝鮮半島の非核化進展について説明し、平和定着構想への支持を求めた。

 この夕食会では、世界で活躍する韓国出身のピアニスト、イム・ドンヒョク氏がショパンの曲を演奏した。青瓦台は「トゥスク氏をはじめEU側の韓国に対する格別な関心と配慮が反映されたもので、ASEMメンバー国の首脳らが韓国の文化と芸術を鑑賞する良い契機になった」と説明した。