つい最近まで暑かったはずが、気が付くと肌寒い!こんな時は、早くも鍋料理が食べたくなりますよね。そろそろスーパーでは多種多彩な「鍋つゆの素」が目につくようになり、鍋に対するテンションも高まってきます。

今や日本の鍋料理の定番は「しょう油」と「キムチ」が不動!

鍋料理は大きく分類すると、出汁で煮込んでつけダレをつけて食べるタイプと、味がしっかりしたスープで煮込んだ「味つけ鍋」タイプがあります。しかし最近はやはり「鍋つゆの素」が市場に定着したことで、味つけ鍋を食べる機会が増えているのではないでしょうか?

今回「株式会社創味食品」では、「味付け鍋」に関する調査結果を実施。昨年の秋から冬場にかけて食べた鍋料理のジャンルの人気ランキングは、以下の通りとなっています。

「しょう油」が好きなのは日本人なら当然ですが、そのわずか1%差で「キムチ鍋」が迫っています。もはやキムチは日本人にも欠かせないようです。

1位と2位は「しょう油」と「キムチ」の鍋がわずか1%差!もはや、味付け鍋界における不動の2トップといえそうです。一方近年流行となっている「豆乳鍋」や「カレー鍋」は、まだ少数派となっています。

さらに同調査では、味付け鍋を作るときの調味料についての調査も実施。便利な「鍋つゆの素」を使っている人と、自分でオリジナルの味付けをしている人ではどちらが多いのでしょうか?結果は以下の通りです。

味付け鍋を作るときの調味料

鍋つゆの素(アルミパウチや瓶入り)……68%

しょうゆや味噌、酒などの基礎調味料……38%

昆布や鰹節などからとっただし……35%

和風だしの素……33%

めんつゆ……25%

中華だし、がらスープの素……16%

洋風だし、コンソメ……10%

調査の結果は、アルミパウチ入りや瓶入りの「鍋つゆの素」を使う人が7割近く!もはや、しょう油やだしによってオリジナルの味による「味付け鍋」を作る人は、少数派となっているようです。

足りなくなった鍋のスープを美味しく増やす工夫とは?

今や、鍋料理の王道となっている「味つけ鍋」。「鍋つゆの素」があればすぐに作れるのはもちろん、味がついているので食べやすい点や、鍋あとの“雑炊”や“うどん”が美味しく食べられる点など、「味つけ鍋」ならではの利点はたくさんあります。

しかしその一方で同調査では、「味つけ鍋」ならではの「欠点」についても着目。アンケート調査を行なってみると、実はいくつかの不満点があるようです。

3番目に多い「味が単調なので最後の方は飽きてくる」の対策は、薬味や香辛料などの“味変アイテム”が有効です。

一番多かったのは「途中で鍋のスープが足りなくなる」問題。鍋料理は時間が経つにつれて、具材が汁を吸っていきます。汁をたっぷり吸った野菜などは美味しいですが、その半面スープの量も減ります。もちろん理想的なのは少なくなったら足すことですが、市販の鍋つゆの素を使っている場合、「1個しか買っていない」ことも“あるある”なのではないでしょうか?ちなみに2番目に多かった「食べていくうちに味が薄くなる」は、スープが足りなくなって水で薄めたためだと思われます。

鍋のスープは、最初から多すぎるくらいたっぷり入れるのがちょうどいいかもしれません。

具体的な解決方法として確実なのは「鍋つゆの素を多めに購入する」こと。しかしアルミパウチのものは一度開封すると保存するのが大変なので、使い切る必要があるのが欠点かもしれません。

鍋のスープが減ってきたのに「鍋つゆの素」がない……そんな時には使い切りやすい一人前のキューブタイプのものを活用したり、がらスープや中華だしのような顆粒タイプの調味料を加えるのがオススメ。鍋をもっと楽しむために、これからは自分のお好みにあった“追い調味料”を発見してみるのもいいかもしれません。

【調査概要】
調査主体:株式会社 創味食品
調査期間:2018年8月16日〜8月19日
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国の20〜60代男女
サンプル数:n=800