IQOSのヒートスティックが利用できる新デバイス「jouz」

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6月20日(水)加熱式たばこ国内トップシェアの「IQOS(アイコス)」のヒートスティックが利用できる新たな製品「jouz 20」と「jouz 12」が発表された。いずれの製品も7月20日から販売を開始する予定。

現在の加熱式たばこ市場は、激しい価格競争が展開されている。
まず2018年5月から、英ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)「glo(グロー)」が、希望小売価格8,000円を実質2,980円になるキャンペーンを開始した。
これに対応して日本たばこ産業(JT)も「Ploom TECH(プルーム・テック)」スターターキットを4,000円から3,000円に値下げする。
さらにIQOSも10,980円が7,980円になるクーポンを展開していたが、6月1日以降はクーポン無しでも7,980円となる、実質値下げを実施している。

今回、発表された「jouz」は、IQOSの7,980円よりも1,000円程度安く、先行予約では2,000円程度安い価格を設定している。

この加熱式たばこ「jouz」で市場に参入したのはジョウズ・ジャパン。
スマートフォンやタブレットなど向けの製品を手がけるアンカー・ジャパンの代表取締役・井戸義経氏が代表を兼任する企業だ。



ジョウズ・ジャパン 代表取締役 井戸義経氏

井戸氏は、加熱式たばこ市場における日本のシェアは高いとしつつも、ユーザーは、
・価格
・充電時間
・メンテナンス
・耐久性
といった点で、現行の加熱式たばこのデバイスに不満が多いことを指摘。
「jouz」は、そうした不満を解消するために開発をしたという。

「jouz」の特徴は、
・独自の内部構造による上質な香りと安心の味
・緻密な温度管理
・バッテリー技術により最大連続20本の吸引が実現
・ボタンを押して20秒間待つだけですぐに吸引できる
・収納式USBポートやLED一体型ボタンを搭載したデザイン
・IQOSのヒートスティックに対応
といった点だ。



左が「jouz 20」、右が「jouz 12」。比較すると「jouz 20」よりも「jouz 12」のほうが細くて軽量

価格は、
連続20本吸引できる「jouz 20」が6,980円(税込み)
連続12本吸引できる「jouz 12」が6,680円(税込み)
いずれも12カ月保証付き、カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色となる。

本体に付属する同梱品は、
・クリーニングブラシ
・クリーニングスティック
・充電用ケーブル
・ダストカバー
・取扱説明書
の5つ。
本体の充電時間は、およそ2〜3時間程度でバッテリー切れからフル充電の状態になるという。

6月20日(水)から7月19日(木)までの期間は、先行予約を受け付ける。
「jouz」は、いわゆるIQOSの互換機にあたる製品で、当面は自社サイトおよびAmazonなどのネット通販サイトで販売する予定。先行予約では「jouz 20」が1,000円引きの5,980円(税込み)となる。


井戸氏によると、独自のたばこスティックを発売する予定はないという。
一方で、販路については、コンビニエンスストアなどオフラインでの販売や、海外展開についても視野に入れているとのこと。




撮影・執筆:2106bpm