気象とハエ蚊対策は関連がある! 日本気象協会の商品需要予測「eco×ロジ」がスタート
一般財団法人 日本気象協会とアース製薬は28日、共同で「虫ケア用品」と気象との関係を解析し、新たな展開を開始すると発表した。

日本気象協会とアース製薬は、共同で虫ケア用品の「気象感応度」を調査した。
・液体蚊取や蚊取線香
・ハエ蚊エアゾール
などハエ蚊を対象とした商品セグメント「ハエ蚊用」で、気象への感応度が高いことが判明したという。

「気象感応度」とは、商品の需要と気温の関係性を数値化したもの。
今回の共同調査では、2007年から2017年まで10年分の
・虫ケア用品の販売データ
・気象データ
これらを解析した。

解析の結果、両社は「ハエ蚊用」における商品需要の予測コンサルティング「eco×ロジ」を実施する。2018年6月1日(金)から本配信を開始するとのこと。


売上と平均気温の関係


「ハエ蚊用」と気温変化の関係は、全国的に
・3月から5月中旬までは、気温が上がるにつれてハエ蚊用の売上も伸びる。
・6月中旬頃にピークを迎える
また、気温の変化によって売上にも変化があることも分かったという。

こうした分析データは、小売店などに
・売場展開
・商品在庫
などに提案することで、販売時のチャンスロスや商品返品の削減に役立てられる。


気象売上予測


日本気象協会の「eco×ロジ」は、気象データとPOSデータなどのビッグデータを掛け合わせて、情報提供やコンサルティングに活用される。
なお、「日用品」に導入されたのは、今回が初めてとなる。

eco×ロジ プロジェクトとは? | 商品予測事業 | 日本気象協会


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