ASUSのZenFone 5が復活 6つのAI機能と4つのカメラでSIMフリースマホの王座奪還へ

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ASUS(エイスース)は15日、Android搭載の新型スマホ3機種を日本市場向けに発売すると発表した。

今回発表された機種は
・ZenFone 5Z(型番:ZS620KL)
・ZenFone 5(型番:ZE620KL)
・ZenFone 5Q(型番:ZC600KL)
の3モデル。

ZenFone 5(ゼンフォン ファイブ)と言えば、2014年に「5インチ」のディスプレイを搭載して、ASUSを一躍人気スマホメーカーに押し上げた「ZenFone 5」を思い出す人も多いだろう。

当時、低価格ながらサクサク動作するコスパの高いSIMフリースマホとしても注目を集めた。

そのZenFone 5は、その後
・ZenFone 2(2014年発売)
・ZenFone 3(2016年発売)
・ZenFone 4(2017年発売)
と3世代の進化を経て、第5世代という意味の「5」を冠したZenFone 5として復活したのだ。


プレゼンでも歴代のZenFoneを振り返っていた


原点回帰をしつつ、さらなる進化を目指した新型のZenFone 5シリーズ。
最大の注目は、「AI機能」と「4つのカメラ」だ。

ZenFone 5Z / ZenFone 5
よりハイスペックな機種はZenFone 5Zだが、実はこの2つの機種は外観がまったく同じで、見た目上ではどちらがどの機種かの識別ができない。

そんな2つの機種の目玉機能が多彩な「AI機能」だ。


AIを駆使したさまざまな機能

・AIカメラ
・AIディスプレイ
・AI着信音
・AIブースト
・AI充電
・AI Photo Learning
の6つのAI機能が搭載されている。

AIカメラでは、
被写体にカメラを向けるとどの撮影モードが適切なのか分析し、自動で最適な撮影モードに切り替わる。ユーザーは、カメラを起動して被写体に向け、シャッターを押すだけで最適な状態の写真が撮影できるというワケだ。

AIブーストは、
自動でCPUのパフォーマンスを上げる。
AI充電は、
充電状態を自動制御し、過充電を防いでバッテリーの劣化を防止する。
といった具合だ。

AI機能は、使い込むほど学習をしていくため、より精度の高い自動切り替えや制御ができるようになっていくという。


AI機能を搭載するZenFone 5Z


このAI機能は、今回発表された3機種のうち、
・ZenFone 5Z
・ZenFone 5
この2機種に搭載されている。

ZenFone 5Q
「Q」は「Quarter」の意味で、カメラレンズを4つ搭載していることに由来している。
背面のデュアルカメラに加え、前面のインカメラも2つ備えている。


本体前面と背面にカメラを2つずつ搭載するZenFone 5Q


それぞれのカメラの仕様は以下の通り。
・背面メインカメラ 1600万画素(標準レンズ)
・背面2ndカメラ 800万画素(120°広角レンズ)
・前面メインカメラ 2000万画素(標準レンズ)
・前面2ndカメラ 800万画素(120°広角レンズ)

標準と広角の切り替えは、カメラ起動時の画面においてワンタップで切り替えが可能。
また、撮影する際のアスペクト比も「4:3」「16:9」など変更ができる。


ZenFone 5Qのインカメラ


自撮りをたくさんするユーザーにとっては、画角の違う2種類のインカメラが利用できるのは嬉しいポイントだろう。


なお、3機種の発売時期と税抜き価格は以下の通り。
同社の直販サイトや量販店などで販売される予定だ。

・ZenFone 5Z
6月下旬以降発売予定
69,800円

・ZenFone 5
5月18日(金)発売予定
52,800円

・ZenFone 5Q
5月18日(金)発売予定
39,800円


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