【前園真聖コラム】第166回「コロンビア戦で起用すべき選手のタイプ」
2日、ワールドカップで日本がまず対戦する相手が、コロンビア、セネガル、ポーロランドに決まりました。他の組に比べるとまだましに見えるかもしれませんが、それでもワールドカップで戦うのはほぼ格上だけ。厳しい戦いになるのは間違いありません。
初戦のコロンビアは、前回大会のグループリーグ最終戦で対戦し、1-4で敗れてベスト16進出を阻まれた相手です。前回大会の雪辱を果たして勢いに乗るには絶好の相手と言えますが、ただしコロンビアは前回大会よりも戦力が充実しています。日本を苦しめたハメス・ロドリゲスがさらに成長し、前回大会は負傷で出場できなかったラダメル・ファルカンも戻ってきているのです。
この初戦に敗れると、残り2試合では無理をしてでも勝ちにいかねばならず、そのぶんリスクが高くなります。そのためコロンビア戦では何としてでも勝ち点を奪わねばならないでしょう。コロンビアも日本をグループの中では一番弱く、日本から勝点3を取らなければ脱落すると激しく襲いかかってくることでしょう。相手の勢いに飲まれず、まずは前半を0-0で凌ぎ、相手の焦りを誘うというのが勝利への道だと思います。
ただし、もし日本が引いて守りを固めるような戦いをしたら、相手は余裕を持って攻め続け、リズムをすっかり握ってしまいます。僕は11月のブラジル戦で、日本が後手に回り、前半だけで勝負を決められてしまった戦いの二の舞になるのは避けるべきだと考えます。
そのためには、しっかりと前線から相手にプレッシャーを与えるような守備をすること。となると、献身的に動ける選手が大事になってきます。攻守において走り続けられる選手を起用することが、勝利への鍵になるのではないでしょうか。
来週にはE-1選手権決勝大会がスタートします。そこでヴァイッド・ハリルホジッチ監督が誰を起用してテストし、どんな戦術を試すのかで、監督がどう考えたかもわかるでしょう。残り少ないテストマッチでチームが出来上がっていく姿を楽しみにしています。
初戦のコロンビアは、前回大会のグループリーグ最終戦で対戦し、1-4で敗れてベスト16進出を阻まれた相手です。前回大会の雪辱を果たして勢いに乗るには絶好の相手と言えますが、ただしコロンビアは前回大会よりも戦力が充実しています。日本を苦しめたハメス・ロドリゲスがさらに成長し、前回大会は負傷で出場できなかったラダメル・ファルカンも戻ってきているのです。
ただし、もし日本が引いて守りを固めるような戦いをしたら、相手は余裕を持って攻め続け、リズムをすっかり握ってしまいます。僕は11月のブラジル戦で、日本が後手に回り、前半だけで勝負を決められてしまった戦いの二の舞になるのは避けるべきだと考えます。
そのためには、しっかりと前線から相手にプレッシャーを与えるような守備をすること。となると、献身的に動ける選手が大事になってきます。攻守において走り続けられる選手を起用することが、勝利への鍵になるのではないでしょうか。
来週にはE-1選手権決勝大会がスタートします。そこでヴァイッド・ハリルホジッチ監督が誰を起用してテストし、どんな戦術を試すのかで、監督がどう考えたかもわかるでしょう。残り少ないテストマッチでチームが出来上がっていく姿を楽しみにしています。
![ZONO'S EYE](http://image.news.livedoor.com/newsimage/vender/zono.jpg)
1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。