春に買うのがおすすめな理由は...

写真拡大

東京では、2017年4月2日に桜(ソメイヨシノ)が満開になったと発表されました。今週末はお花見を予定しているという人もたくさんいると思いますが、毎年同じようでは、ちょっと物足りないですよね。

そこで今年は、「ぐるっとパス」を活用して、お花見のついでに美術館や動物園も巡ってみるのはいかがでしょうか?

「ぐるっとパス」って何?

「ぐるっとパス」は、東京周辺の美術館や博物館、動物園など全80施設の入場券・割引券が綴られた2000円のチケットブック。対象施設のチケット販売窓口で販売されています。東京に住んでいても意外に知らない人が多い「ぐるっとパス」ですが、実は知らないと損するお得パスなんです。

というのも、無料利用できる施設は、「恩賜上野動物園」(東京都台東区)、「井の頭自然文化園」(東京都武蔵野市)、「東京国立近代美術館」(東京都千代田区)、「東京都江戸東京博物館」(東京都墨田区)、「地下鉄博物館」(東京都江戸川区)、「葛西臨海水族園」(東京都江戸川区)など全部で48つもあるほか、「森美術館・東京シティビュー」(東京都港区)、「国立西洋美術館」(東京都台東区)、「国立科学博物館」(東京都台東区)などは入場価格が割引になります。

有効期限は2か月間なので、80施設全てを制覇するのはかなり高ハードルではありますが、たとえば、大人1人の料金は「恩賜上野公園」が600円、「井の頭自然文化園」が400円、「東京国立近代美術館」が430円、「葛西臨海水族園」が700円かかるので、この4施設を回るだけでも元がとれます。

販売期間は例年、4月初日から1月末までですが、今の時期に購入すれば、春の陽気が心地いいお花見シーズンからGWまでたっぷり使えるのでおすすめです。

今回は、東京バーゲンマニア編集部がお花見シーズンにおすすめのコースを考えてみました。今週末、お出かけ予定の人は参考にどうぞ。

上野、吉祥寺、目黒川でお花見するなら...

都内の人気お花見スポット「上野」「吉祥寺」「目黒川」の3エリアで「ぐるっとパス」を活用したおすすめコースを紹介します。

まずは「上野恩賜公園」。広大な公園を散歩しながらお花見をしたあとは、せっかくなので「上野動物園」にも寄っていきましょう。かわいいパンダたちに会ったあと、体力に余裕があれば「下町風俗資料館」にも行ってみて。ここでは、古き良き江戸の風情を残した大正時代の東京・下町の街並みを再現した展示が見られます。下町の雰囲気が好きな人には、20分ほど歩いたところにある付設展示場「旧吉田屋酒店」もおすすめ。江戸時代から代々酒屋を営んでいた「吉田屋」の明治43年に建てられた建物をそのまま移築しているので、歴史を感じることができそう。

「吉祥寺」にお花見に行く人は、「井の頭恩賜公園」に行く前に「井の頭自然文化園」に寄り道してみては? 自然文化園では、モルモットのふれあいコーナーやリスの小径など、動物を間近で観察できます。中でも記者のおすすめは「フェネック」。"ネコ目イヌ科キツネ属"という分類の通り、ネコにもイヌにも見えるキツネです。とっても愛らしいので癒されること間違いなし!

また、「目黒川」にお花見に行く人におすすめなのが、目黒駅から川沿いの桜を見ながらから中目黒駅方面に向かい、中目黒駅に近くにある「郷さくら美術館」を訪れるコース。この美術館では、現代日本画のコレクションが展示されています。桜を描いた作品もあるので、美術館の中でも"お花見"が楽しめますよ。

GWのお出かけにも使えるので、この時期に買ってたくさん活用するのが正解。「ぐるっとパス」、知らなかった人は要チェックです。

全対象施設リストなど、詳細は公式サイトへ。