「もっと素の部分を見てもらえたら」古川雄輝がファンとの距離を縮めたい理由
透明感のある肌に、小さな顔。スラリと伸びた手足に、優しい声音。そんな古川雄輝に、どうしても女性たちは理想の王子様像を重ねてしまう。映画『L−エル−』で演じたのもまた、ひとりの女性を生涯思い続ける聖人君子のような少年だ。しかし、インタビューを受ける生身の古川は、現実的でクールに物事を分析する地に足の着いた大人の男性。パブリックイメージに戸惑い、素の自分が伝わらないもどかしさに苛立っているようにすら見えるが、そんなギャップや葛藤もまた、私たちを引きつけて放さない。
撮影/川野結李歌 取材・文/新田理恵 制作/iD inc.
――壮絶な人生を送った女性“エル”の愛をテーマにしたAcid Black Cherryの音楽アルバムが原作という珍しい映画ですね。古川さんはエルを生涯思い続ける幼なじみのオヴェスを演じていますが、どのような準備をしましたか?
まず原作を読むこと。あとは、現場に入るまで曲を聴いたりしていました。『INCUBUS』(インキュバス)という曲のミュージッククリップとかを観ると、世界観がその中でできていて、よりわかりやすかったです。
――外国の昔話のようなファンタジー要素が強い作品ですが、その世界の住人になるために心がけたことは?
ファンタジーではありますけど、そういうところはあまり気にしすぎずに現場に入りました。結局、お芝居ですし、人とのやりとりなので、気にしすぎてもしょうがないですから。
――オヴェスは、少年のときに別れたエルを、生涯ずっと思い続けます。あの思いの強さは理解できましたか?
リアルなことを言うと、あんまり理解はできないです。僕はあの世界の人間ではないので。でも、ファンタジーの世界では、すごく良い愛情の表現の仕方だなと思っています。普通の好きとか恋愛関係じゃなくて、オヴェスには顔にアザがあって、誰にも認めてもらえなかったそんな自分を認めてくれたエルへの感謝の気持ちがある。それも含めてあの設定に持っていっているので、あの世界観では成り立っていると思いますね。
――下山 天監督と、役についてどのようなお話を?
お任せします、と言っていただく部分が多かったのですが、いくつか話した内容でいうと、最初からあまり「エルを好き」だという気持ちは出していきたくないということですね。
――では、ほぼ古川さんのイメージしたとおりのお芝居ができたということ?
実は、当初やりたかったオヴェスとは、まったく違うものになりました。僕は最初、原作をベースに役作りをして、イメージがかなりできていたんですけど、ストーリーが子ども時代から始まるので、子役に合わせなきゃいけなくなって。子役のほうが、自分が思い描いていたものと違うお芝居をやっていたので、それに合わせることをやりましたね。
――エルを演じる広瀬アリスさんとのお芝居はいかがでしたか?
実際に現場に入ってエルとのやりとりを演じたら、エルも僕の思っていたエルじゃなかったんですよ。なので、さらにそっちに合わせて、最終的に2回変更してのオヴェスになったんです。最初はもっと内気で、コミュニケーション能力も低いキャラクターにしようと考えていたんですけど。
――最初に考えていたエルと、広瀬さんのエルとの違いはどこだったんですか?
原作のイメージで、もうちょっと明るい子だと思っていたんですよ。酷いことをいっぱいされるけど、でも、基本は笑顔でいる。オヴェスといるときは彼女の唯一の救いだから、そこではもうちょっとテンション高く笑ってるのかな? と思っていたんですけど、現場で演じてみたら、エルはオヴェスより全然下のどん底にいたんです。だから、自分がさらに下に行くことがもう無理だったので、逆にオヴェスっていうキャラクターをちょっと上げなきゃと思って演じました。
――古川さんの当初のイメージでは、エルは顔にアザがあるオヴェスを救ってくれるようなイメージだったんですね。
そうですね、どちらかというと。映画だと「オヴェス、かわいそう」という見方をされる方が多いと思うんですけど、原作を読むと、オヴェスが出てくるシーンが唯一ほっとできる場面になっていると思うので、原作と映画では、だいぶ印象が違う仕上がりになってると思います。でも、どう描くかというのは監督次第なので。映画でも、最終的にはオヴェスによって救われた…みたいになればいいなと思って演じました。
――この作品で、ぜひ見てもらいたいところは?
エルがどう成長していくのか見守ってほしいですね。あと、オヴェスが考える愛とは何なのか? というところも。エルは愛を求めて生きてきていて、オヴェスは愛を与えようとしている。愛というのはどういうことなのか? っていうのを、改めて考えさせられる映画なのかなと思います。
――今回は音楽アルバムでしたが、漫画原作の映像化作品への出演が多いですよね。非現実的なキャラを演じるときに心がけていることはありますか?
それはひとつにまとめられないですね。少女漫画でも作品によっても違うとか、いろいろありますから。気をつけていることは、とにかく原作に忠実に、ということ。今回は曲とはいえど、コンセプトストーリーブックがあるので、とにかくそのイメージを大切にと思って役を作りました。結局、そのとおりにはなってないんですけど。
――たとえば少女漫画の場合は、事前にかなり読み込んで臨むのですか?
そうです。漫画だと、「このとき、こうしてた」っていう描写があるので、それに似たセリフがあったら漫画の描写と同じようにしたりします。このときは座ってたとか、手をポケットにつっこんでたとか。細かくチェックします。
――半年前のライブドアのインタビューからも、すごく丁寧に準備されるという印象を受けました。完璧主義な一面も?
完璧主義っていうよりも、どちらかというと心配性。心配性だから準備するっていう感じですかね。
――現場によっては、今回みたいに事前にイメージを固めていっても、相手の芝居や監督の意向にあわせて変更を余儀なくされることもあるわけですよね?
主演じゃないので、相手に合わせます。主演だったら、「僕はこうだと思うんですけど」って監督に相談しますね。
――現場でコミュニケーションをとって作り上げていくんですね。
そのほうが安心ですね。監督と1回話し合うことがすごく重要だと思っています。いきなりやって「全然違うよ」って言われるよりは、1回確認したほうが正解をできる可能性が高い。しっかり話ができていれば、現場に入ってから、監督が求めてない演技をすることがなくなってくるので。結局、監督がOKとするものが正解になりますから、監督の考えになるべく合わせられるようにという感じですね。
――ラジオ番組『古川雄輝 unknown radio』(文化放送)や、これに連動した日本の魅力を紹介する中国向けのネット配信番組など、素顔を出されるお仕事も増えました。それは、ファンの方に素の一面も知ってもらいたいという気持ちからでしょうか?
そうですね。なるべく、素の状態を知っていただきたいですね。みんな結構、役を通して僕のことを見るので。ちょっと困るな…っていう(笑)。
――素顔を出しすぎると、役を演じたときにそのイメージが邪魔になるとは考えませんか?
それはファン層によるんじゃないですかね。少女漫画作品に出演していると、ファンの方がそのイメージで見てくださるんですけど、「いやいや、普通だから」って思うことも。学生を演じていると若く見られたりもしますし。ただ役者っていう職業をしてるだけで、「28歳の男だよ!」っていうところを理解してくれる人は意外と少なくて。なので、もうちょっと素の状態の部分を見てもらえるとありがたいなと思います。
――イメージを打ち破るために素顔を見せるっていうことですね。
(イメージの定着は)あんまり得することがないと思うんですよね。芸能界と一般の世界みたいに感覚がかけ離れていると思うときが多々あって、その感覚を、少なくても僕のファンの人との間では縮めたいっていうふうに思っています。人によっては、下ネタ言っただけで「ええぇ〜!!」ってなったりするじゃないですか。そういう感覚ってやっぱ縮めていきたいというか。
――なるほど。
「俺も普通の男の子だよ」っていうのをなるべく出していきたくて。それもできる場とできない場があるので、ファンイベントとかではなるべく、距離感をつめてみたりするんですけど。
――Twitterでもファンからのプレゼントをアップしたりとか、とてもファンを大事にしてらっしゃる印象です。
Twitterにプレゼントをアップしたのは、お花をいただいたのが始まりです。そんなのもらったことがなかったので、すごく嬉しくて。22歳まで普通に大学生をやっていたので、一般の感覚もわかりますから。なかには、高価なものもいただくんです。みんな事務所に送るわけじゃないですか。だから、それが本人に届いたかどうかわからないってものすごく不安ですよね。
――Twitterにアップすれば、ファンは必ずチェックしていますからね。
相手が見ても嬉しいし、俺もいただけて嬉しいし。そんな関係性ができればというふうに思っています。
――SNSを使ううえで心がけていることは?
自分の意思はあまり言わないことですね。トラブルのもとだから。たまに言いますけど、極力控えます。たとえば「ラーメン食べに行く」は問題ないんですけど、「このラーメン美味しい」は何かに対して感想を言ってることになるので、あんまり言わないことにしています。
――海外での生活から、日本に拠点を移して約10年。その間、中国でもドラマを撮ったり、韓国の監督と組んだり、俳優の仕事を通して海外の人のやり方もいろいろご覧になったと思います。日本のこういうところがいい、逆にもうちょっとこうしたほうがいいのに…と思うところを教えてください。
日本のいいところは、とにかくきっちりしてること。時間どおりに進めて、次は○○のカットを撮って、その次は○○をやりますって、ものすごくわかりやすいです。海外は、とにかく適当です。信じられないくらい。
――(笑)。仕事面に関しては日本人の合理性やきっちりしたところが性に合うのでしょうか?
そうですね。海外生活は長いですけど、中身は日本人なんで。…いや、嘘だな。全部は日本人じゃないな(笑)。
――日本で育ってきた人と、「あれ、もしかして、自分ちょっと違うかも?」と思う部分は?
いっぱいありますけど、帰ってきて一番困ったのは、日本特有の空気を読んで気を遣って話さなきゃならないっていうところですね。僕、人見知りになってコミュニケーション能力が下がったのって、絶対それが原因だと思っているんですよね。「言いたいこと言えばいいじゃん」って思うのは、まだ海外での習慣が抜けてないのかも。
――今後、どんな役をやってみたいですか?
大人の役。オヴェスだって、まだ10代ですからね。
――『ライチ☆光クラブ』のゼラも14歳でしたね。
もうそろそろ、大人の役をやらせてもらっていいですか? っていうところですね(笑)。
■映画『L−エル−』
11月25日(金)全国ロードショー!
http://acidblackcherry-movie-l.net
■この記事を読んだ人にオススメ!
・古川雄輝が大胆告白 30歳を前にイメージを「ぶち壊したい」
・千葉雄大の恋愛観を徹底解剖! 「優しいだけじゃダメかも(苦笑)」
・舞台『娼年』で妖艶な絡みも…松坂桃李「出演にためらいはなかった」
★★古川雄輝さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント★★
今回インタビューさせていただいた、古川雄輝さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。
■応募方法:ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT
■受付期間:2016年11月21日(月)12:00〜11月27日(日)12:00
■当選者確定フロー
・当選者発表日/11月28日(月)
・当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、発送先のご連絡 (個人情報の安全な受け渡し)のため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
・当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから11月28日(月)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただきます。12月1日(木)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
■キャンペーン規約
・複数回応募されても当選確率は上がりません。
・商品発送先は日本国内のみです。
・応募にかかる通信料・通話料などはお客様のご負担となります。
・応募内容、方法に虚偽の記載がある場合や、当方が不正と判断した場合、応募資格を取り消します。
・当選結果に関してのお問い合わせにはお答えすることができません。
・商品の不具合・破損に関する責任は一切負いかねます。
・本キャンペーン当選賞品を、インターネットオークションなどで第三者に転売・譲渡することは禁止しております。
・個人情報の利用に関しましてはこちらをご覧ください。
撮影/川野結李歌 取材・文/新田理恵 制作/iD inc.
原作を読み込んで役作りするも、まったく別の仕上がりに。
――壮絶な人生を送った女性“エル”の愛をテーマにしたAcid Black Cherryの音楽アルバムが原作という珍しい映画ですね。古川さんはエルを生涯思い続ける幼なじみのオヴェスを演じていますが、どのような準備をしましたか?
まず原作を読むこと。あとは、現場に入るまで曲を聴いたりしていました。『INCUBUS』(インキュバス)という曲のミュージッククリップとかを観ると、世界観がその中でできていて、よりわかりやすかったです。
――外国の昔話のようなファンタジー要素が強い作品ですが、その世界の住人になるために心がけたことは?
ファンタジーではありますけど、そういうところはあまり気にしすぎずに現場に入りました。結局、お芝居ですし、人とのやりとりなので、気にしすぎてもしょうがないですから。
――オヴェスは、少年のときに別れたエルを、生涯ずっと思い続けます。あの思いの強さは理解できましたか?
リアルなことを言うと、あんまり理解はできないです。僕はあの世界の人間ではないので。でも、ファンタジーの世界では、すごく良い愛情の表現の仕方だなと思っています。普通の好きとか恋愛関係じゃなくて、オヴェスには顔にアザがあって、誰にも認めてもらえなかったそんな自分を認めてくれたエルへの感謝の気持ちがある。それも含めてあの設定に持っていっているので、あの世界観では成り立っていると思いますね。
――下山 天監督と、役についてどのようなお話を?
お任せします、と言っていただく部分が多かったのですが、いくつか話した内容でいうと、最初からあまり「エルを好き」だという気持ちは出していきたくないということですね。
――では、ほぼ古川さんのイメージしたとおりのお芝居ができたということ?
実は、当初やりたかったオヴェスとは、まったく違うものになりました。僕は最初、原作をベースに役作りをして、イメージがかなりできていたんですけど、ストーリーが子ども時代から始まるので、子役に合わせなきゃいけなくなって。子役のほうが、自分が思い描いていたものと違うお芝居をやっていたので、それに合わせることをやりましたね。
――エルを演じる広瀬アリスさんとのお芝居はいかがでしたか?
実際に現場に入ってエルとのやりとりを演じたら、エルも僕の思っていたエルじゃなかったんですよ。なので、さらにそっちに合わせて、最終的に2回変更してのオヴェスになったんです。最初はもっと内気で、コミュニケーション能力も低いキャラクターにしようと考えていたんですけど。
――最初に考えていたエルと、広瀬さんのエルとの違いはどこだったんですか?
原作のイメージで、もうちょっと明るい子だと思っていたんですよ。酷いことをいっぱいされるけど、でも、基本は笑顔でいる。オヴェスといるときは彼女の唯一の救いだから、そこではもうちょっとテンション高く笑ってるのかな? と思っていたんですけど、現場で演じてみたら、エルはオヴェスより全然下のどん底にいたんです。だから、自分がさらに下に行くことがもう無理だったので、逆にオヴェスっていうキャラクターをちょっと上げなきゃと思って演じました。
――古川さんの当初のイメージでは、エルは顔にアザがあるオヴェスを救ってくれるようなイメージだったんですね。
そうですね、どちらかというと。映画だと「オヴェス、かわいそう」という見方をされる方が多いと思うんですけど、原作を読むと、オヴェスが出てくるシーンが唯一ほっとできる場面になっていると思うので、原作と映画では、だいぶ印象が違う仕上がりになってると思います。でも、どう描くかというのは監督次第なので。映画でも、最終的にはオヴェスによって救われた…みたいになればいいなと思って演じました。
――この作品で、ぜひ見てもらいたいところは?
エルがどう成長していくのか見守ってほしいですね。あと、オヴェスが考える愛とは何なのか? というところも。エルは愛を求めて生きてきていて、オヴェスは愛を与えようとしている。愛というのはどういうことなのか? っていうのを、改めて考えさせられる映画なのかなと思います。
完璧主義っていうより、心配性。だから準備は入念に。
――今回は音楽アルバムでしたが、漫画原作の映像化作品への出演が多いですよね。非現実的なキャラを演じるときに心がけていることはありますか?
それはひとつにまとめられないですね。少女漫画でも作品によっても違うとか、いろいろありますから。気をつけていることは、とにかく原作に忠実に、ということ。今回は曲とはいえど、コンセプトストーリーブックがあるので、とにかくそのイメージを大切にと思って役を作りました。結局、そのとおりにはなってないんですけど。
――たとえば少女漫画の場合は、事前にかなり読み込んで臨むのですか?
そうです。漫画だと、「このとき、こうしてた」っていう描写があるので、それに似たセリフがあったら漫画の描写と同じようにしたりします。このときは座ってたとか、手をポケットにつっこんでたとか。細かくチェックします。
――半年前のライブドアのインタビューからも、すごく丁寧に準備されるという印象を受けました。完璧主義な一面も?
完璧主義っていうよりも、どちらかというと心配性。心配性だから準備するっていう感じですかね。
――現場によっては、今回みたいに事前にイメージを固めていっても、相手の芝居や監督の意向にあわせて変更を余儀なくされることもあるわけですよね?
主演じゃないので、相手に合わせます。主演だったら、「僕はこうだと思うんですけど」って監督に相談しますね。
――現場でコミュニケーションをとって作り上げていくんですね。
そのほうが安心ですね。監督と1回話し合うことがすごく重要だと思っています。いきなりやって「全然違うよ」って言われるよりは、1回確認したほうが正解をできる可能性が高い。しっかり話ができていれば、現場に入ってから、監督が求めてない演技をすることがなくなってくるので。結局、監督がOKとするものが正解になりますから、監督の考えになるべく合わせられるようにという感じですね。
「28歳の普通の男」の素顔を出していきたい。
――ラジオ番組『古川雄輝 unknown radio』(文化放送)や、これに連動した日本の魅力を紹介する中国向けのネット配信番組など、素顔を出されるお仕事も増えました。それは、ファンの方に素の一面も知ってもらいたいという気持ちからでしょうか?
そうですね。なるべく、素の状態を知っていただきたいですね。みんな結構、役を通して僕のことを見るので。ちょっと困るな…っていう(笑)。
――素顔を出しすぎると、役を演じたときにそのイメージが邪魔になるとは考えませんか?
それはファン層によるんじゃないですかね。少女漫画作品に出演していると、ファンの方がそのイメージで見てくださるんですけど、「いやいや、普通だから」って思うことも。学生を演じていると若く見られたりもしますし。ただ役者っていう職業をしてるだけで、「28歳の男だよ!」っていうところを理解してくれる人は意外と少なくて。なので、もうちょっと素の状態の部分を見てもらえるとありがたいなと思います。
――イメージを打ち破るために素顔を見せるっていうことですね。
(イメージの定着は)あんまり得することがないと思うんですよね。芸能界と一般の世界みたいに感覚がかけ離れていると思うときが多々あって、その感覚を、少なくても僕のファンの人との間では縮めたいっていうふうに思っています。人によっては、下ネタ言っただけで「ええぇ〜!!」ってなったりするじゃないですか。そういう感覚ってやっぱ縮めていきたいというか。
――なるほど。
「俺も普通の男の子だよ」っていうのをなるべく出していきたくて。それもできる場とできない場があるので、ファンイベントとかではなるべく、距離感をつめてみたりするんですけど。
――Twitterでもファンからのプレゼントをアップしたりとか、とてもファンを大事にしてらっしゃる印象です。
Twitterにプレゼントをアップしたのは、お花をいただいたのが始まりです。そんなのもらったことがなかったので、すごく嬉しくて。22歳まで普通に大学生をやっていたので、一般の感覚もわかりますから。なかには、高価なものもいただくんです。みんな事務所に送るわけじゃないですか。だから、それが本人に届いたかどうかわからないってものすごく不安ですよね。
――Twitterにアップすれば、ファンは必ずチェックしていますからね。
相手が見ても嬉しいし、俺もいただけて嬉しいし。そんな関係性ができればというふうに思っています。
――SNSを使ううえで心がけていることは?
自分の意思はあまり言わないことですね。トラブルのもとだから。たまに言いますけど、極力控えます。たとえば「ラーメン食べに行く」は問題ないんですけど、「このラーメン美味しい」は何かに対して感想を言ってることになるので、あんまり言わないことにしています。
――海外での生活から、日本に拠点を移して約10年。その間、中国でもドラマを撮ったり、韓国の監督と組んだり、俳優の仕事を通して海外の人のやり方もいろいろご覧になったと思います。日本のこういうところがいい、逆にもうちょっとこうしたほうがいいのに…と思うところを教えてください。
日本のいいところは、とにかくきっちりしてること。時間どおりに進めて、次は○○のカットを撮って、その次は○○をやりますって、ものすごくわかりやすいです。海外は、とにかく適当です。信じられないくらい。
――(笑)。仕事面に関しては日本人の合理性やきっちりしたところが性に合うのでしょうか?
そうですね。海外生活は長いですけど、中身は日本人なんで。…いや、嘘だな。全部は日本人じゃないな(笑)。
――日本で育ってきた人と、「あれ、もしかして、自分ちょっと違うかも?」と思う部分は?
いっぱいありますけど、帰ってきて一番困ったのは、日本特有の空気を読んで気を遣って話さなきゃならないっていうところですね。僕、人見知りになってコミュニケーション能力が下がったのって、絶対それが原因だと思っているんですよね。「言いたいこと言えばいいじゃん」って思うのは、まだ海外での習慣が抜けてないのかも。
――今後、どんな役をやってみたいですか?
大人の役。オヴェスだって、まだ10代ですからね。
――『ライチ☆光クラブ』のゼラも14歳でしたね。
もうそろそろ、大人の役をやらせてもらっていいですか? っていうところですね(笑)。
【プロフィール】
古川雄輝(ふるかわ・ゆうき)/1987年12月18日、東京都生まれ。A型。7歳からカナダに移り住み、16歳でニューヨークへ。帰国後、慶應義塾大学に入学。在学中にミスター慶應に輝き、俳優デビュー。映画初出演は2011年の『高校デビュー』。2013年、舞台『家康と按針』で海外デビューも果たす。同年には主演ドラマ『イタズラなKiss〜Love in TOKYO』が日本だけでなく中国でも大きな話題に。中国で絶大な人気を誇る日本人俳優となる。主な出演映画は、『脳内ポイズンベリー』、『ライチ☆光クラブ』『太陽』など。待機作に、日韓合作の主演作『風の色』(年内公開予定)、『曇天に笑う』(2017年公開予定)などがある。WOWOW 連続ドラマW『水晶の鼓動』に出演中。
【Twitter】@yuki_furukawaHP
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古川雄輝(ふるかわ・ゆうき)/1987年12月18日、東京都生まれ。A型。7歳からカナダに移り住み、16歳でニューヨークへ。帰国後、慶應義塾大学に入学。在学中にミスター慶應に輝き、俳優デビュー。映画初出演は2011年の『高校デビュー』。2013年、舞台『家康と按針』で海外デビューも果たす。同年には主演ドラマ『イタズラなKiss〜Love in TOKYO』が日本だけでなく中国でも大きな話題に。中国で絶大な人気を誇る日本人俳優となる。主な出演映画は、『脳内ポイズンベリー』、『ライチ☆光クラブ』『太陽』など。待機作に、日韓合作の主演作『風の色』(年内公開予定)、『曇天に笑う』(2017年公開予定)などがある。WOWOW 連続ドラマW『水晶の鼓動』に出演中。
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■映画『L−エル−』
11月25日(金)全国ロードショー!
http://acidblackcherry-movie-l.net
■この記事を読んだ人にオススメ!
・古川雄輝が大胆告白 30歳を前にイメージを「ぶち壊したい」
・千葉雄大の恋愛観を徹底解剖! 「優しいだけじゃダメかも(苦笑)」
・舞台『娼年』で妖艶な絡みも…松坂桃李「出演にためらいはなかった」
★★古川雄輝さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント★★
今回インタビューさせていただいた、古川雄輝さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。
■応募方法:ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT
\『L−エル−』 11/25公開!/#Lエル #古川雄輝 サイン入りポラを3名様にプレゼント☆★https://t.co/JW2CyCS7xZ@livedoornewsをフォロー&このツイートをRTするだけで応募完了です! pic.twitter.com/APx5KIs6O7
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2016年11月21日
■受付期間:2016年11月21日(月)12:00〜11月27日(日)12:00
■当選者確定フロー
・当選者発表日/11月28日(月)
・当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、発送先のご連絡 (個人情報の安全な受け渡し)のため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
・当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから11月28日(月)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただきます。12月1日(木)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
■キャンペーン規約
・複数回応募されても当選確率は上がりません。
・商品発送先は日本国内のみです。
・応募にかかる通信料・通話料などはお客様のご負担となります。
・応募内容、方法に虚偽の記載がある場合や、当方が不正と判断した場合、応募資格を取り消します。
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