白髪や抜け毛、ほうれい線にも関係あり! 目から起こる「老化現象」こんなに怖い

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仕事やプライベートで目を酷使しているという人はとても多いと思います。目を酷使すると、眼精疲労を引き起こし、その結果肌や頭皮、身体などの老化をまねくことがあります。

もしかしたら、あなたが悩んでいる老化現象は、眼精疲労が密接に関係しているのかも......。そこで、今回は眼精疲労が引き起こす老化現象とその解消法についてご紹介したいと思います。

眼精疲労はこんなに怖い

眼精疲労に陥ると、目の周りの不調に悩まされます。ドライアイ、目の下の青クマ(血行不良によるもの)や、たるみによる黒クマをまねいてしまうのです。また、肩や首、頭部のコリにもつながりますね。その結果、肌がくすむ、たるむ、ほうれい線ができるといった顔のエイジングサインをまねくほか、白髪や抜け毛といった老化現象まで現れてしまうのです。

額の両サイドに見られる脱毛や白髪は眼精疲労による可能性が高いと言われています。白髪や抜け毛が気になる人は一度どの部分に白髪や脱毛が集中しているのかチェックしてみるとよいでしょう。

当たり前ですが、眼精疲労を解消するには、まず目を酷使する時間を少なくすることが大事。目を休める時間を作りましょう。その上で、PCやスマホなどを利用する際は、ブルーライトをカットする効果のある眼鏡やフィルムを使うのがおすすめ。目薬を使う、目を温めるなど心がけましょう。

原始的だけど実にいい老化対策

眼精疲労が引き起こすさまざまな"老化現象"は、直接的なアプローチが有効です。

首や肩、頭部のこりは翌日に持ち越さないよう、ストレッチしたり直に温めて、症状を軽くしておきましょう。特に耳の後ろ辺りにある側頭筋という頭部の筋肉がこると、頬のたるみをまねき、ほうれい線を作ることに繋がります。一日の終わりやデスクワークの合間などに両手のひらを側頭筋にあて、前後に動かす、クルクルと弧を描くように揉む、頭頂に向かって引き上げるといったマッサージを行うのが効果的です。

ただし、この時皮膚を引っ張るのはNG。側頭筋を引き上げ、本来の位置に戻すようなイメージで行いましょう。

万が一、眼精疲労が首や肩、頭部がこってしまうと、身体の血行が悪くなってしまいます。身体を温める、適度な運動もいいですが、意外にいいのが「逆立ち」。逆立ちは、むくみや日頃の生活で下がりがちな内臓を元の位置に戻す効果も期待できます。壁を使い、頭の下にクッションなどを敷き、三点倒立にすると逆立ちもそう難しくはありません。1日の終わりに30秒でもいいので、習慣にすると嬉しい効果を実感できるかもしれません。

たかが眼精疲労と侮ることなく、予防・解消を心がけて、自分の老化を食い止めてはいかがでしょうか。

遠藤幸子エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインフォマーシャルなどに出演。ウェブ、雑誌等にコラムを執筆するほか、コスメブランドの広告なども手掛ける。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索。豊富な自己体験を元に情報を発信中。公式サイト『アンチエイジング ジャーナル』