デンマークで開催されたトランポリン世界選手権において、伊藤正樹、棟朝銀河が決勝に進出。決勝に駒を進めた上位8名には五輪出場枠が与えられることになっており、伊藤と棟朝は見事リオ五輪出場を決めた。

すると両者は1日放送、フジテレビ「すぽると!」に生出演。現在の心境を語っている。

「ホッとしたというか、まずはスタートラインに立てた気持ち」という伊藤は、2012年のロンドン五輪で会心の演技を披露するもメダルには一歩届かず。悔しい4位に終わっている分、五輪出場を決めたことで安堵の表情を浮かべた。

また上山容弘や外村哲也らベテラン勢が予選で敗退する事態となった今大会。伊藤が「正直、誰も予想してなかった。4年に一回の枠獲りというのはこういう大会なんだというのを痛感した」と驚きを隠せず、棟朝も「団体も勝っていたのでベテランの選手が失敗してすごい驚きもあったんですけど、ここで若手の力を見せつける番だなと思って頑張った」と振り返った。

さらに同番組では過去に伊藤が発言したビッグマウスの数々を紹介した。その内容は「そこら辺の選手には負けない」、「天が与えてくれた」、「トランポリンをするための武器を持って生まれてきた」、「自分の100%は他の人の150%」、「金を獲って勝ち逃げしたい」などと多岐に渡る。

それも全ては「強気というか、チーム内でじゃんけん一つをとっても絶対に負けたくない」という伊藤の負けず嫌いの性格からきているもの。高所恐怖症ながらトランポリン選手になった彼は「メチャクチャ高所恐怖症です」と苦笑いを浮かべながらも、「トランポリンだけは一番高いところにいます」とここでも大見得を切った。