酒を飲まされた2歳児、脳に深刻なダメージ(画像はnews.sina.com.cnのスクリーンショット)

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順調な成長を遂げていた2歳の男児が、ある日を境に突然寝たきりのような生活になってしまった。おじがこの子に強い酒を飲ませてしまったことが原因とみられている。中国から眉をひそめたくなるような話題が飛び込んで来た。

軽い気持ちで幼児に酒を飲ませる…このような愚行は決して許されない。中国・広西チワン族自治区にある防城港市で今年2月下旬、ある男が2歳の甥にこっそりと米から作った酒(ライスワイン)を飲ませ、その子の人生を台無しにしてしまったことを『当代生活報』が伝えている。

男児(名前などは明らかにされず)の母親が、台所で義理の兄が酒の器をその子の口に当てているところを目撃して制止したが、時すでに遅しであった。1時間ほど眠ってから目を覚ました男児は呼びかけや問いかけに反応せず、高熱を出してグッタリとした。顔色は土気色に変わり、激しい嘔吐とけいれんのため大病院に救急搬送され、5日にわたり集中治療を受けたが、脳に深刻なダメージを受けたことから言語や行動に支障をきたし、表情も失せてしまった。

おしゃべりも上手で活発だった息子の成長を日々楽しみにしていた両親は、「幼い子に酒を飲ませるなどという愚行さえなければ」と怒りの中に無念さをにじませている。中国では大人が面白がって幼児にタバコを吸わせたり酒を飲ませたりすることがよくあり、民事訴訟につながるこのたびのような事件も時に起きている。こうした行為は幼児虐待行為として罰せられることを知らない大人も多く、非常に問題視されているという。

※ 画像はnews.sina.com.cnのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)