1月18日に実施された大学入試センター試験「日本史B」では、近現代の政治や経済などについて、マンガ家・手塚治虫に関する文章を読みながら答えるという設問があり、新聞などでも結構大きく報じられた。その問題用紙には、手塚の短編「紙の砦」から、少年時代の手塚の分身たる主人公、その名も大寒(おおさむ)鉄郎が、動員された軍需工場でこっそりマンガを描き続ける場面も引用されていた。「紙の砦」は1974年に「少年キング」