日本通運の株価下落が止まらない。2009年10月1日に予定していた日本郵便(JP)の宅配便事業との経営統合が、目前で頓挫したからだ。鳩山新政権は郵政民営化の見直しを掲げ、「延期」どころか「破談」の可能性もささやかれている。経営統合で宅配便最大手のヤマトホールディングス(HD)と、第2位の佐川急便を追撃するはずだったが一転、日通は厳しい事態に追い込まれている。 日通株、総選挙後に12%