【本の内容】「事務」に関心を抱く英文学者が、「事務屋」であった海軍主計官の父の視点を通して見た戦争を描くノンフィクション。海軍経理学校を卒業してすぐ戦地へ赴いた21歳の青年は何を見たのか。戦後、何を考えて細部にわたる記録を文章として残そうとしたのか。人間の運命とは、生死とは何かを考えさせられる。作戦を遂行する当事者が見た戦場とは異なる、少し後方から全体を見る記録者の視点で、敗色濃厚な戦争末期の、あま