大阪桐蔭初の春夏連覇「藤浪世代」のそれから〜水本弦(前編)2012年夏。晴天の甲子園球場に戦いの終わりを告げる勝者の声が響いた。「目標だったんで、今は達成感でいっぱいです」「自分たちのやってきたことが間違ってなかったと証明できて、本当によかったです」グラウンドに用意されたお立ち台の上に並ぶふたりのヒーロー。先にマイクを向けられたのは、甲子園史上7校目となる春夏連覇を成し遂げた大阪桐蔭の主将・水本弦