がん患者が身近な人にしてもらいたいこととは?(写真:metamorworks/PIXTA)病理医として多くの患者のがんを見てきた経験を生かし、2008年から「がん哲学外来」を無償で開いて、がんにまつわる人生哲学について5000人以上のがん患者やその家族と対話を続けてきた樋野興夫氏は、「がんになってつらいのは精神的な苦痛を味わうことです。病気への不安だけでなく、人間関係の問題が生じることもあります」と言います。現在、がんは2