若い恒星の周囲にはガスや塵でできた「原始惑星系円盤」が存在しており、惑星が形成されるにしたがって消滅していくと考えられています。今回、惑星の形成が最終段階まで進み、すでにガスの多くが散逸したとみられていた円盤のなかに、従来の想定を大きく上回る量の炭素原子ガスが存在していたことが明らかになりました。■アルマ望遠鏡による観測で炭素原子の分布を明らかに周囲にデブリ円盤とガスが広がるくじら座49番星の想像図