2017春闘は大手企業の賃上げが伸び悩む一方、中小企業の賃上げや非正規社員の処遇改善が見られた。今年の春闘の大きな特徴は働き方改革に軸足を置く労使が目立っている点だ。そして、「同一労働同一賃金」制度の導入に向けた動きも出てきている。(文・溝上憲文編集委員)3月31日に連合が発表した第3回集計結果の賃上げ額が6147円(定昇込み)。2.05%のアップとなった。しかし、前年同期と比べて92円、率で0.04ポイント低下した