チェコの首都、プラハ近郊にある「クトナー・ホラ」という町をご存じでしょうか。日本ではほとんど知られていませんが、実は世界遺産に登録されている町。今となっては小さな地方都市ですが、中世の時代にはプラハに次ぐほどの繁栄を謳歌しました。山あいの小さな町であるクトナー・ホラが発展したきっかけは、13世紀後半に銀鉱脈が発見されたこと。産出量が豊富で、一時はヨーロッパにおける銀産出量の3分の1を占めていたほどです