ダイバーシティを掲げて、女性や外国人の雇用・登用を進める企業が増えてきた。それ自体は素晴らしいと思うが、気になるのは、1986年の男女雇用機会均等法以降、30年かけて徐々に進んできたのではなく、2年ほど前から急に「ダイバーシティはいいことだ」と経営者や人事部が言いはじめたことである。なぜ急に、ダイバーシティに取り組む企業が増えたのか。現政権の「女性が輝く社会」という言葉に共感する企業が増えたから・