学生の窓口編集部

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世の中には「変わった原因」で命を落としてしまうケースがあります。例えば、1567年のオーストリアでは、「世界一の長さのひげ」を持つ男性が火事から逃げようとして自分のひげを踏み、首の骨を折って死亡しました。

今回は、こうした「うそのような珍しい・変わった死因」を紹介します。

●屋根からウシが降ってきた……
2013年にブラジルで起こった事故です。夜に寝ていると、突然屋根を突き破ってウシが落下してきたそうです。このウシは重さ1トンもある大型のもの。夫婦の寝室にあるベッドの上に落下し、この家に住む男性がけがを負いました。

その後、男性は病院に運ばれましたが残念ながら亡くなってしまいました。ウシは近隣の農場から脱走したもの。家は裏の丘と段差がない形で建てられていたので、ウシでも容易に登ることができたそうです。

●ヒツジの群れに崖から落とされる……
1999年にイギリスで起きた死亡事故。牧場で女性がヒツジの飼料をバイクで運んでいた際、空腹のヒツジが飼料に殺到。その圧力でバイクごと崖から落とされてしまいました。崖から転落したときはまだ女性は生きていたのですが、乗っていたバイクが自分の上に落下し、死亡してしまいました。

●「割れないガラス」を証明しようとして……
1993年にカナダのトロントで起きた事故。その日、弁護士のガリー・ホイは「高層ビルのガラスは耐久性に優れ、割れることはない」ということを証明するためにガラスに体当たりをしました。ガラスは割れませんでしたが、枠ごと外れてしまい、そのまま落下。

死亡してしまいました。

●ライフガードが集まる記念パーティーで……
1985年にアメリカのニューオーリンズで起きた事故。この日は近郊のビーチの「溺死ゼロ」を祝うパーティーが開催され、ビーチ関係者だけでなくおよそ100人のライフガードも参加。それぞれがパーティーを楽しんだ後、参加者の男性の一人がいないことに気付きました。

全員で捜索したところ、会場のプールで溺死しているのが発見されたそうです。衣服を着用したままで泳いだことが溺死の原因だとされています。ライフガードが集まる会場でのまさかの事故でした。

●ペットの排泄物が……
2003年、ベルギーで部屋の中で死んでいる男性が発見されました。死亡原因は「アンモニアガスによる中毒死」。実はこの男性はオウムとイタチを飼っており、排泄物を片付けるのが面倒でそのまま放置していたそうです。

たまった大量の排泄物からアンモニアガスが発生し、男性は中毒死してしまったとされています。

●ビタミンを摂取し過ぎて……
1974年にイギリスで起こった事故。クロイドンに住む男性が、一度に適量の1万倍のビタミンAと10ガロン(約40リットル)のニンジンジュースを飲んで死亡しました。この男性は健康食品マニアで、ビタミンAを大量に摂取したいがためにこうした行動に出たとされています。
●釣った魚が口に飛び込んで……
マレーシアで2005年に起こったのが釣った魚が原因の死亡事故。現地の少年が魚を釣り上げたところ、魚が暴れて少年の口に飛び込みました。魚は喉の奥まで入り込み、家族が抜こうとしても駄目だったそうです。少年は窒息死してしまいました。

●裁判で事故現場を再現しようとして……
1871年にアメリカで起きた変わった死亡事故。政治家であり、法律家だったクレメント・バランディガムは、ある殺人事件の「銃を抜く際の暴発で事故が起こった」という証言を実証することになります。裁判の場で、容疑者の言う銃の抜き方をしたところ、実際に銃が暴発。

弾丸はバランディガムに直撃し、そのけがが原因で死亡してしまいました。

世界の変わった死因や珍しい死因を紹介しました。不運なものもありますが、高層ビルでガラスに体当たりとか、自業自得に思えるものもあります(笑)。

ただ、自分自身は絶対にこんな原因で命を落とすのは嫌ですね……。

(中田ボンベ@dcp)