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この新しいサービスによって、iPhoneアプリの試験が単純化される

自社製品の公開前にできるだけ多くのテスターにそれを試験してほしいiPhoneアプリの開発者には朗報だ。アップルは先週木曜、ベータテストサービス「TestFlight」を正式に公開した。これによってアプリ開発者たちのベータテストのフィードバック・プロセスの手間はいくらか軽減されるかもしれない。

1,000人もの人々が、あなたのアプリの品質が基準に達してるかをチェックしてくれるようになる。デベロッパー登録している開発者はiTunes Connectポータルを通じてテスターにEメールを送ることができ、受け取った人はそのメールに含まれるリンクからApp Storeを通じて公式なアプリをダウンロードすることができる。このシステムでは、新たなアップデートがテスト可能になった時にも、テスターに通知を送ってくれる。

iPhoneメーカーのアップルは、今年の初めにTestFlightを買収した。このサービスはその後も引き続き運用されていたが、その利用には複雑な手続きが必要であった。テスト用の端末は識別されて「ホワイトリスト」されている必要があり、「プロビジョニング」と呼ばれる仕組みを使い、選択したデバイスに特別なプロファイルをインストールしたり、デバイス識別番号(UDID)を収集したりといった手続きが必要であった。

今回、以前に比べれば単純になったとはいえ、このプロセスは非常に簡単になったというわけではない。新たに1000人ものテスターに試験してもらうためには、最終的なアプリを通常のApp Storeのレビューに提出するのと同様、まず開発者は自分のアプリをBeta Appレビューに提出しなくてはならない(これまで通り自分でテストし続けるのであれば、このBeta Appレビューは不要だ)。TestFlightの手続きとポリシーに関するより詳しい情報については、アップルの開発者向けポータルにあるTestFlightのページを確認してほしい。

トップ画像提供:Adriana Lee

Adriana Lee
[原文]