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「mini」はそれほど愛されていないようだが。

10月16日アップルは、噂通り世界最薄と最速のタブレットとなる新機種iPad Air 2を発表した。

極薄iPad Air 2は、わずか6.1mmの薄さとなっており、注目は指紋認証センサー「Touch ID」を採用している点である。このハードウェア・コンポーネントは、指紋認証機能をつけることで特定のアプリやタブレット自体の使用をより安全性の高いものにする。この他にアップルは、今回のiPad製品の目玉として、新電子決済システム「Apple Pay」のサービスも開始すると発表した。

これらの機能に加え、アップルのマーケティングを統括するフィル・シラーは、光が反射しにくいディスプレイが採用されている点も強く強調した。そして彼の誇らしげなスピーチはさらに続いた。iPad Air 2は、タブレット専用にデザインされた新型のA8X次世代プロセッサを搭載しており、さらにデスクトップクラスの64ビットアーキテクチャは、最速のパフォーマンスを提供するという。

その他のスペックは以下の通りである。モーションコプロセッサ、新気圧計、高速802.11ac WiFiテクノロジー、MiMo対応、より大きな開口部f/2.2のHD自撮り可能(FaceTime)カメラ、8MPセンサーのiSightカメラ、連続撮影の「バーストモード」や早送り動画である「タイムラプス」、スローモーションといった撮影機能付き1080p HDビデオ。これらのいずれの機能も新型iPhoneと同様である。

価格は、16GBモデルが499ドルからとなっており、Cellular版は+130ドルとなる。

iPad mini発表会でシラーが付け加えた内容によると、同社の軽量薄型タブレットの新世代機種にもTouch IDを搭載する予定だという。iPad mini 3の価格は、容量によって異なるが、399ドルから599ドルである。旧型モデルを廃止することなく、価格が100ドルも安くなったiPad mini 2の販売に喜ぶファンも大勢いることだろう。ちなみに、昨年モデルのiPad miniの料金は299ドルからの販売となっている。

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どのタブレットもカラーは、シルバーとスペースグレーに新色ゴールドが追加され、3種類となっている。事前予約受付は10月17日に開始し、出荷は24日から始まる予定だ。

実は、これらの発表内容のほとんどはすでに周知同様であった。発表前日にiPadの新製品情報が流失してしまうという大アクシデントによって、すでに発表宣伝をしたも同然になっていたのである。

最近のiPadの売れ行きは思わしくないが、アップルのイベントではそんな事実は全く感じられない。CEOのティム・クックによると、アップルは発売以来の4年間で他のどの製品よりも多くのiPadを販売したという。そして、これまでに「iPadの累計販売台数が2億2500万台」になったとし、675,000個のiPadの対応アプリが存在するとしている。

画像提供:Apple

Adriana Lee
[原文]