目の疲れを取り除くには“体全体のケア”も大事
仕事でパソコンの画面をずっと見ていて、目に疲れが溜まっている…。そんな悩みを抱えている人は多いはず。パソコンやスマートフォンは便利ですが、その変化にともなって、体のケアも重要になっています。
今野清志さんが執筆した『目がよくなって心も体も超スッキリ!』(三笠書房/刊)は、そんな現代の悩めるビジネスパーソン向けに、目のケアの方法を教えるための一冊です。
今回は今野さんの本書についてお話をうかがうとともに、私たちの生活習慣二ついて今野さんの視点から「良いか悪いか」について判定してもらいました。その前編をお伝えします。
(新刊JP編集部)
――この『目がよくなって心も体も超スッキリ!』は前作『目は1分でよくなる!』のエッセンスをコンパクトにまとめながら、さらに踏み込んだ内容も書かれている文庫本となっています。本書を執筆した経緯からお聞かせ下さい。
今野:まず、前の本(『目は1分でよくなる!』)で書ききれなかったこと、もう少し伝えたかったことがあったので、それを書きたいというという想いがありました。おっしゃるようにこれまでのエッセンスと、前作では書けなかったことを文庫にまとめているのだから、すごく内容の濃い本になっています。また、目の疲れを改善するエクササイズの内容も増やしていますよ。
――この本の冒頭で、日本人は近視が多いとおっしゃっていますが、それはどうしてなのですか?
今野:それは生活環境が変わったというところが大きいと思います。もちろん人数という意味では中国やアメリカの方が(近視の人は)多くなるのですが、比率でいえば日本人が多くて、40代以上の日本人の近視率は4割を超えているといいます。生活が便利になった反面、目を酷使する生活に変わったというのが、目に負担をかけている要因の一つです。
――毎日の目に対する負担は大きいということですか。
今野:そうですね。蛍光灯だけでなく、スマートフォンやパソコンの光も強いでしょう。
しかもそれが生活習慣になってしまっているから、なるべく見ないようにと注意しても、結局見てしまう。電車に乗っていてもスマートフォンを見てしまう人は多いですよね。ゲームなんかは、さらに刺激が強くなる。目に負担をかけているということを想像してやってくれればいいのですが。
――ドライアイに悩む方も多くなっているといわれています。
今野:ドライアイは危険信号ですね。涙は海の成分に非常に近いといわれています。つまり、生命6億年の歴史がそこに詰まっていますから、それが出なくなっているというのは、ある意味で「生命の危機」といってもおかしくありません。
涙を通して目に栄養が行き渡るわけで、ドライアイの症状を簡単に考えずに、深刻に捉えるべきだと思います。
――また『1分のマッサージで目がよくなる! 今野式視力回復アイ・スティック』という目のマッサージができるスティックが付録としてついてくる本も出版されています。こちらはどのような本なのでしょうか?
今野:文庫でも一分間でできるマッサージは書いているけれど、スティックのようなものがあればやりやすくなるという声があったんですね。特に女性の方々は化粧をしているから、手でマッサージをするのは少し憚られるという意見が届きました。
だから、この本では私が開発した目へのマッサージ方法やエクササイズをまとめて、その上でアイ・スティックを使って実践できるようにしたんですね。
――このスティックは今野さんが監修なされたんですね。
今野:そうですね。持ちやすく、大きさもちょうどいいくらいだと思います。木製なのでさすり心地がとても滑らかになっています。
――『目がよくなって心も体も超スッキリ!』と『今野式視力回復アイ・スティック』、どちらを先に読めば良いのでしょうか。
今野:まずは『目がよくなって心も体も超スッキリ!』ですね。この本では、目と体の関係について解説しています。目だけ、体だけではいけなくて、目と体は密接に関係しているということを理解していただきたい。
患者さんと話をしていると、それを分かっていない方が多いんです。呼吸が浅くなっていて酸素が足りていないとか、呼吸法が悪くなっているとか。それが目に通じているとはあまり考えないんですね。ただ、私から見ればすごく関係がある。目の不調を取り除くには、体の状況も知らなければいけないんです。
そして、実践編としてアイ・スティックを使ってもらえると嬉しいです。
――この本を通して、自分の生活習慣を見直すことの大事さを知りました。
今野:全ての病気は生活習慣病と言われています。知らないうちに不調が起きている。だから、月に一度くらいは自分の生活を見直す時間を設けてほしいですね。
――では、本書をどのような方に読んでほしいとお考えですか?
今野:目の不調や病気で困っている人、悩んでいる人はぜひ手にとってみてほしいですね。
――このインタビューの読者の皆様にメッセージをお願いします。
今野:目はすごく大事な部分です。目で見たものは、お金に変えられない、一生の財産となります。だから、自分にとっての財産を残していくためには、目の調子を少しでも改善していく必要があるんです。
目が悪いと、行動力が落ちてくるし、全体の行動力、気持ちもバランスが取れなくなりがちです。最終的に自分自身を守れるのは医者ではなく、自分です。だから、普段から自分をケアするしかない。自分の目は自分で守ること、これは鉄則です。自分の生活習慣を見直して、良い環境作りをすれば、必ず違ってきますよ。
(後編では、「その生活習慣、大丈夫?」をお届けします!)
今野清志さんが執筆した『目がよくなって心も体も超スッキリ!』(三笠書房/刊)は、そんな現代の悩めるビジネスパーソン向けに、目のケアの方法を教えるための一冊です。
今回は今野さんの本書についてお話をうかがうとともに、私たちの生活習慣二ついて今野さんの視点から「良いか悪いか」について判定してもらいました。その前編をお伝えします。
(新刊JP編集部)
今野:まず、前の本(『目は1分でよくなる!』)で書ききれなかったこと、もう少し伝えたかったことがあったので、それを書きたいというという想いがありました。おっしゃるようにこれまでのエッセンスと、前作では書けなかったことを文庫にまとめているのだから、すごく内容の濃い本になっています。また、目の疲れを改善するエクササイズの内容も増やしていますよ。
――この本の冒頭で、日本人は近視が多いとおっしゃっていますが、それはどうしてなのですか?
今野:それは生活環境が変わったというところが大きいと思います。もちろん人数という意味では中国やアメリカの方が(近視の人は)多くなるのですが、比率でいえば日本人が多くて、40代以上の日本人の近視率は4割を超えているといいます。生活が便利になった反面、目を酷使する生活に変わったというのが、目に負担をかけている要因の一つです。
――毎日の目に対する負担は大きいということですか。
今野:そうですね。蛍光灯だけでなく、スマートフォンやパソコンの光も強いでしょう。
しかもそれが生活習慣になってしまっているから、なるべく見ないようにと注意しても、結局見てしまう。電車に乗っていてもスマートフォンを見てしまう人は多いですよね。ゲームなんかは、さらに刺激が強くなる。目に負担をかけているということを想像してやってくれればいいのですが。
――ドライアイに悩む方も多くなっているといわれています。
今野:ドライアイは危険信号ですね。涙は海の成分に非常に近いといわれています。つまり、生命6億年の歴史がそこに詰まっていますから、それが出なくなっているというのは、ある意味で「生命の危機」といってもおかしくありません。
涙を通して目に栄養が行き渡るわけで、ドライアイの症状を簡単に考えずに、深刻に捉えるべきだと思います。
――また『1分のマッサージで目がよくなる! 今野式視力回復アイ・スティック』という目のマッサージができるスティックが付録としてついてくる本も出版されています。こちらはどのような本なのでしょうか?
今野:文庫でも一分間でできるマッサージは書いているけれど、スティックのようなものがあればやりやすくなるという声があったんですね。特に女性の方々は化粧をしているから、手でマッサージをするのは少し憚られるという意見が届きました。
だから、この本では私が開発した目へのマッサージ方法やエクササイズをまとめて、その上でアイ・スティックを使って実践できるようにしたんですね。
――このスティックは今野さんが監修なされたんですね。
今野:そうですね。持ちやすく、大きさもちょうどいいくらいだと思います。木製なのでさすり心地がとても滑らかになっています。
――『目がよくなって心も体も超スッキリ!』と『今野式視力回復アイ・スティック』、どちらを先に読めば良いのでしょうか。
今野:まずは『目がよくなって心も体も超スッキリ!』ですね。この本では、目と体の関係について解説しています。目だけ、体だけではいけなくて、目と体は密接に関係しているということを理解していただきたい。
患者さんと話をしていると、それを分かっていない方が多いんです。呼吸が浅くなっていて酸素が足りていないとか、呼吸法が悪くなっているとか。それが目に通じているとはあまり考えないんですね。ただ、私から見ればすごく関係がある。目の不調を取り除くには、体の状況も知らなければいけないんです。
そして、実践編としてアイ・スティックを使ってもらえると嬉しいです。
――この本を通して、自分の生活習慣を見直すことの大事さを知りました。
今野:全ての病気は生活習慣病と言われています。知らないうちに不調が起きている。だから、月に一度くらいは自分の生活を見直す時間を設けてほしいですね。
――では、本書をどのような方に読んでほしいとお考えですか?
今野:目の不調や病気で困っている人、悩んでいる人はぜひ手にとってみてほしいですね。
――このインタビューの読者の皆様にメッセージをお願いします。
今野:目はすごく大事な部分です。目で見たものは、お金に変えられない、一生の財産となります。だから、自分にとっての財産を残していくためには、目の調子を少しでも改善していく必要があるんです。
目が悪いと、行動力が落ちてくるし、全体の行動力、気持ちもバランスが取れなくなりがちです。最終的に自分自身を守れるのは医者ではなく、自分です。だから、普段から自分をケアするしかない。自分の目は自分で守ること、これは鉄則です。自分の生活習慣を見直して、良い環境作りをすれば、必ず違ってきますよ。
(後編では、「その生活習慣、大丈夫?」をお届けします!)