人生を変える! アジアMBA留学のすすめ
このまま今の仕事を続けていて良いのだろうか。キャリアアップしたいけど何をしたらいいだろう。留学やMBAには憧れるけど難しそう。……そんな思いを抱えている若手ビジネスパーソンは少なくないだろう。
そんな人たちに、「アジア」という選択肢を考えてみてほしい、と語る女性がいる。梶並千春さん。大手広告代理店で外資系クライアントを相手に活躍中の、英語も中国語もできるパワフルなビジネスウーマンだ。
こう紹介すると遠い存在のように感じてしまう人もいるかもしれない(筆者もそうだ)が、梶並さんもかつて、同じようにキャリアの展望に悩んでいたという。
そんな梶並さんの人生の転機となったのが、「アジアMBA留学」だった。
MBAというと、欧米の大学院を思い浮かべる人が大半だろうが、アジア各国にもMBAスクールは数多くある。しかも、世界トップクラスの学校も多い。2013年のFinancial TimesグローバルMBAランキングではトップ50にアジアのMBAが8校もランクインしている(アメリカは24校、ちなみに日本はゼロ)。
また、アジアのMBAなら、欧米に比べて留学費用が圧倒的に安く抑えられる。たとえば、ハーバード大学の標準的な留学費用(1,855万円)に比べ、北京大学は4分の1以下(399万円)。香港中文大学(872万円)、シンガポール国立大学(735万円)と違いはあるが、総じて、アジアMBAが格安であることに変わりはない。
これだ! と感じた梶並さんは、香港にある香港中文大学に留学。欧米のMBAと同様のビジネススクールの授業を受け、期間中に交換留学として北京大学光華管理学院でも学んだ。
ハングリー精神あふれる中国・韓国・インド・シンガポールなどの学生たちと切磋琢磨できたのも、成長するアジアのビジネススクールならではの利点かもしれない。梶並さんは、帰国する頃には自分の大きなレベルアップを感じたという。新しい職場では留学経験を活かして外資系クライアントを担当している。
現在、梶並さんのようにアジアのMBAに留学する日本人は着実に増えており、たとえば中国・香港へのMBA留学生は過去10年で2倍になっているという。それでも、大きな魅力があるにもかかわらず「日本ではアジアのMBAはまだまだ知られていない」と梶並さんは語る。「あまりにも、もったいない!」と。
そう感じた梶並さんが、同じくアジアMBAの卒業生たちと共に書いた本がこの夏、発行された。『アジアでMBA――もっと気軽に、もっと成長できる場所へ』(英治出版)だ。アジアMBAの主要14校の詳しい情報や留学体験記を満載しており、各校の魅力が生き生きと伝わってくる。
出版に合わせて東京都内で開かれた留学説明会「アジアMBA夏祭り」には200人以上のビジネスパーソンが集まり、通路もふさがるほどの大盛況だった。グローバル化が進み、日本とアジアとの関係がますます強まる中、キャリアアップを考えるビジネスパーソンにとってアジアMBAの魅力が高まってきているということだろう。
もちろん、留学にはそれなりの準備と努力が必要だ。それでもこの本を読むと、「MBA」「留学」という選択肢が、これまで思っていたよりも、ずっと近く、手の届くところにあることがわかる。
キャリアアップを図りたい人、もう一つ上のビジネスパーソンを目指したい人、「アジアでMBA」という選択肢を、検討してみてはいかがだろう。
(新刊JP編集部)
そんな人たちに、「アジア」という選択肢を考えてみてほしい、と語る女性がいる。梶並千春さん。大手広告代理店で外資系クライアントを相手に活躍中の、英語も中国語もできるパワフルなビジネスウーマンだ。
こう紹介すると遠い存在のように感じてしまう人もいるかもしれない(筆者もそうだ)が、梶並さんもかつて、同じようにキャリアの展望に悩んでいたという。
そんな梶並さんの人生の転機となったのが、「アジアMBA留学」だった。
また、アジアのMBAなら、欧米に比べて留学費用が圧倒的に安く抑えられる。たとえば、ハーバード大学の標準的な留学費用(1,855万円)に比べ、北京大学は4分の1以下(399万円)。香港中文大学(872万円)、シンガポール国立大学(735万円)と違いはあるが、総じて、アジアMBAが格安であることに変わりはない。
これだ! と感じた梶並さんは、香港にある香港中文大学に留学。欧米のMBAと同様のビジネススクールの授業を受け、期間中に交換留学として北京大学光華管理学院でも学んだ。
ハングリー精神あふれる中国・韓国・インド・シンガポールなどの学生たちと切磋琢磨できたのも、成長するアジアのビジネススクールならではの利点かもしれない。梶並さんは、帰国する頃には自分の大きなレベルアップを感じたという。新しい職場では留学経験を活かして外資系クライアントを担当している。
現在、梶並さんのようにアジアのMBAに留学する日本人は着実に増えており、たとえば中国・香港へのMBA留学生は過去10年で2倍になっているという。それでも、大きな魅力があるにもかかわらず「日本ではアジアのMBAはまだまだ知られていない」と梶並さんは語る。「あまりにも、もったいない!」と。
そう感じた梶並さんが、同じくアジアMBAの卒業生たちと共に書いた本がこの夏、発行された。『アジアでMBA――もっと気軽に、もっと成長できる場所へ』(英治出版)だ。アジアMBAの主要14校の詳しい情報や留学体験記を満載しており、各校の魅力が生き生きと伝わってくる。
出版に合わせて東京都内で開かれた留学説明会「アジアMBA夏祭り」には200人以上のビジネスパーソンが集まり、通路もふさがるほどの大盛況だった。グローバル化が進み、日本とアジアとの関係がますます強まる中、キャリアアップを考えるビジネスパーソンにとってアジアMBAの魅力が高まってきているということだろう。
もちろん、留学にはそれなりの準備と努力が必要だ。それでもこの本を読むと、「MBA」「留学」という選択肢が、これまで思っていたよりも、ずっと近く、手の届くところにあることがわかる。
キャリアアップを図りたい人、もう一つ上のビジネスパーソンを目指したい人、「アジアでMBA」という選択肢を、検討してみてはいかがだろう。
(新刊JP編集部)