マイクロソフト、IEの脆弱性修正プログラムを配信。サポート終了のXPにも「今回に限り」提供

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マイクロソフトが日本時間5月2日午前2時より、Internet Explorer 6から11の深刻な脆弱性を修正する更新プログラムを提供開始しました。

Windows XP は延長に次ぐ延長の末4月9日にサポートを終了しましたが、マイクロソフトは「今回に限り、例外的に」更新プログラムの提供対象に含めたとしています。

マイクロソフトの日本セキュリティチームは、XP ユーザ向けに修正プログラムを提供することについて、「Windows XP をご利用の一般ユーザーが、いまだ非常に多い状況を受けての特別な措置です。Windows XP のサポートは終了していますので、Windows 8.1 などへの最新の Windows に早急に移行することを強く推奨いたします」と述べています。

「XP ユーザへは渋々ながら提供する」、という姿勢がよく伝わってくる文章です。

なお今回の脆弱性については、「Windows XP を含め、本脆弱性を悪用する攻撃が広まっている状況ではない」とし、「大きすぎる懸念が広がっていると考えており、攻撃は非常に限定的なのでご安心ください」と述べています。

更新プログラムは、自動更新が有効なユーザには自動で配信されます。Windows Update のチェックボックスがオフになっている場合は、チェックをオンにしてインストールできます。

またマイクロソフトのサイトから直接ダウンロードして適用することも可能です。ほか修正プログラムの詳細はリンク先マイクロソフトのサイトへ。