寝不足でも「よく眠れた」と言うと、熟睡と同じ成果が得られる―米研究

写真拡大

大事な試験やプレゼンの前夜は、早く寝ようと思いながらも、なかなか眠りにつけないもの。寝不足だと翌日のパフォーマンスに響くというのは定説ですが、自分の思い込みひとつでそれが決まるのだそうです。

米コロラドカレッジの研究によると、寝不足でも「よく眠れた」と思い込むだけで、熟睡したときと同じだけの成果を得られることが分かりました。

とはいえ、寝不足なのに「よく眠れた」と思い込むことは容易ではありません。ここで大切なのが「マインド・セット」だということです。

寝不足の事実から頭を切り替え、成果をあげるために必要な睡眠は十分に取れていると暗示することで、マインド・セットが出来るのだそうです。

実際、良いパフォーマンスに何時間もの睡眠は必要ないことは検証済み。

後は自分の思い込み次第ということです。

「じゅうぶん眠れた」と口にするのも効果的だということです。

一方、熟睡したにもかかわらず「よく眠れなかった」「なんだか眠り足りない」など思ったり口にすることで、従来発揮できるはずの力も出せなくなるとのことです。

この研究結果はJournal of Experimental Psychology誌に掲載されました。

参考:Study: Believing You’ve Slept Well, Even if You Haven’t, Improves Performance
http://www.theatlantic.com/health/archive/2014/01/study-believing-you-ve-slept-well-even-if-you-havent-improves-performance/283305/