スズメバチに1600人以上刺され、41人死亡=陝西
陝西省で7月からスズメバチの被害が急増している。同省政府は2日、安康、漢中、商洛の3市では計1675人が刺され、うち41人が死亡したと発表した。中国新聞社が報じた。(イメージ写真提供:123RF)
上記3市はいずれも省南部の秦嶺山脈沿い。病院では206人が治療中だが、うち37人は重篤(じゅうとく)または重体だという。
省政府はスズメバチに刺された人に対しての、治療の流れや重体者に対する治療法などをまとめ、小規模な医療機関の人員400人の指導を行った。
安康、漢中、商洛の3市ではスズメバチの巣の撤去を行っており、安康市の場合には、9月27日までにすべての巣を除去したという。さらに省内の警察官1000人以上を動員しての殺虫剤噴霧などを実施している。
陝西省南部では植林などが進んだことなどで、スズメバチの生存に適した環境になり、過去数年にわたってスズメバチの数が増えていた。安康市林業局関係者は、今年(2013年)の夏は気温が高くて雨が少なかったことなどで、スズメバチの生存に有利な状況だったと説明した。
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◆解説◆
スズメバチは実際にはスズメバチ属、クロスズメバチ属、ホオナガスズメバチ属などに属する昆虫の総称で、全世界では5000種以上が確認されている。陝西省南部ではうち16−17の分布が確認されている。
スズメバチはミツバチと並んで社会性を発達させたハチであり、巣に近づいた他者を攻撃する本能が強い。人が知らずに巣に近づき、攻撃を受ける場合が多い。ミツバチの場合、他の動物を指すと針が内臓ごと自分の体から引き抜かれて死ぬが、スズメバチの場合には毒液が残っているかぎり、何度でも刺して攻撃を続行できる。毒液を飛ばす場合もある。
毒液の成分は炎症を起こすヒスタミン、神経毒、アナフィラキシーショックを起こすペプチドやたんぱく質など。
日本では2012年、スズメバチに刺されたことが原因で22人が死亡した。ただし被害状況は年によって変動が大きい。(編集担当:如月隼人)

