YouTubeチャンネル「がん情報チャンネル」が、「【衝撃のニュース】転移した「がん」が2回の点滴で消えた?手術も抗がん剤も効かなかった3歳児の肝臓がんが消失した画期的な治療「CAR T細胞療法」とは?」を公開した。動画では、標準治療の手立てを失った3歳児の転移性肝臓がんを劇的に消失させた、最新の免疫療法「CAR T細胞療法」の仕組みと驚きの効果について解説している。

外科医の佐藤のりひろ氏はまず、医学誌に発表された3歳男児の症例を紹介。この患者は、肝芽腫という小児がんで両肺に多発転移があり、手術や抗がん剤治療を施すも再発し、標準治療が尽きた状態だった。そこで患者は、自身の免疫細胞を取り出して遺伝子改変を加え、再び体内に戻す「CAR T細胞療法」の臨床試験に参加することになった。

これまでCAR T細胞療法は血液のがんには有効だったが、固形がんに対しては効果が乏しいという壁があった。佐藤氏は、この壁を突破するために開発された「新型の改造T細胞」のメカニズムを図解を用いて解説する。がん細胞の表面だけにある目印「グリピカン3」を標的とするセンサーに加え、細胞が自ら「増えろ」と伝える2種類のサイトカインを作り出す遺伝子を組み込んだという。

この新型細胞を点滴で投与した結果、4週間後には肺の腫瘍が縮小。さらに2回目の点滴を経て腫瘍は痕跡を残すのみとなり、異常値を示していた腫瘍マーカーも正常範囲まで急降下した。「狙った場所へたどり着いていた」という佐藤氏の言葉通り、採取した腫瘍の内部にはCAR T細胞が入り込んでいることが確認され、12か月後も無病状態を維持しているという。

今回の報告は初期段階の1症例であり、さらなる検証や重篤な副作用への対策など、安全性の確立が今後の課題となる。しかし、固形がんに効きにくいとされたこれまでの常識を覆し、幅広いがんへの適応が広がる可能性を示す画期的な治療法であると結論づけている。

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外科医・がん専門医「佐藤典宏(さとう のりひろ)」のYouTubeチャンネルです。「がん」の予防・診断・治療・セルフケアについて、幅広く発信します。