2013年9月19日にインドネシアにおいて開幕したジャカルタモーターショーで、スズキのインドネシア子会社スズキ・インドモービル・モーターは、乗用車「ワゴンR」(現地名:KARIMUN WAGON R)を生産開始したことを発表しました。



「ワゴンR」といっても、日本で販売されている軽自動車のそれとは異なるモデルです。エンジンは1000cc、乗車定員は5名となっています。また、インドネシア政府のLCGC(Low Cost Green Car)政策に適応した低価格・省燃費カー、つまりインドネシアのマーケットに合わせたモデルとなっています。


そのLCGCの認定条件にはインドネシア国内での生産はもとより部品の現地調達率も条件になっていますが、このワゴンRを生産する工場のほか、新しいエンジン・トランスミッション工場と四輪車体組立工場を建設中とのことです。


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現地体制の充実により、2012年度には14.9万台だったインドネシアでの生産台数を、2015年には25万台へ増強予定、インドネシアをアセアン地域の重要拠点とするとも発表されています。


アセアン地域での小型車販売について、輸出から現地生産へシフトしているトレンドを象徴する、ニューモデルという側面もある、インドネシア仕様のワゴンRです。


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(山本晋也)