18日、イギリスのミュアフィールドでは、男子ゴルフ・全英オープンが開幕する。

注目は本大会初挑戦となる、松山英樹だろう。4月のプロ転向後、デビュー2戦目ではやくも優勝を果たすと、現在、賞金ランキングでも1位を独走している。16日、テレビ朝日「報道ステーション」では、日本ゴルフ界が誇る期待の21歳に行ったインタビューの模様を放送した。

聞き手を務める松岡修造氏から「何が強いんですか?」と訊ねられた松山は、「飛距離にしても普通。トップでは絶対ない。アイアンが上手いと言われても、自分の中で自信は持ってますけど、自分より上手い人は沢山いますし。自分のできることを最善の策を練ってやっているのが、いい結果に繋がっている」と分析する。

先月の全米オープンでは、トップ10入りの快挙を果たすも、松山は「周りは、すごいいいますけど、自分は21歳とか歳とかはゴルフに関係ないと思うので、10位で騒がれてもなんでだろうっていう違和感はあります」と素っ気ない。

さらに、去年4月に出場し、苦い結果に終わったマスターズに話しが及ぶと、「去年のマスターズがすごい悔しかったんで。マスターズが終わってからはゴルフの内容がすごい変わったかなって思います。極端にいえば、刻まなかったところを刻みはじめたとか。考えてゴルフをするようになった。選択肢が増えた」と、転機となった大会について語った。

また、満を持して迎える全英オープンの予選ラウンドでは、ロリー・マキロイ、フィル・ミケルソンという大物二人と同組となった松山だが、「その選手がどういう球を打ったかは見ますけど、学ぼうとする姿勢よりは、自分がいい成績を出すためにプラスにできるために見る」と強気のコメント。「どうなりたいですか?最終的には?」と訊かれれば、「メジャーで勝ちたいですね。全部勝ちたいですね、欲をいえば。日本人がメジャーで勝てないのは、体格のせいにしたり、色んなせいにするかもしれないけど、“日本人だから勝てない”とかは思い込みなんじゃないかなとは思います」と自信を漲らせた。