お菓子のレーシングカーに乗ったリッチ・ムーア監督とクラーク・スペンサー、「シュガーズ」のメンバーたち

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 映画『シュガー・ラッシュ』来日記者会見が14日、都内で行われ、リッチ・ムーア監督とプロデューサーのクラーク・スペンサーが、アイドルグループAKB48の「Sugar Rush」を本作主題歌に起用した経緯を明かした。アニメ界のアカデミー賞と呼ばれるアニー賞で、同主題歌の作詞を手掛けた秋元康は、現代エレクトロの寵児(ちょうじ)・スクリレックスらと共に音楽賞を受賞している。

 ムーア監督によると、本作の音楽スーパーバイザーのトム・マクドゥーガルは日本通でJ-POPにも造詣が深いことから、監督たちが彼に「ゲームの世界観を集約する音楽はないだろうか」と相談したところ、紹介されたのがAKB48だったという。マクドゥーガルは「AKBとパートナーシップを組めば、絶対に日本で成功するよ!」と熱心に薦めてきたそうで、スペンサーも「秋元さんとのパートナーシップは完璧。この映画にピタッとはまって、本当に感謝しているよ」と満足げ。

 ムーア監督は、最初は「何でAKB48なの?」と疑問に思っていたと告白し、「48人メンバーがいるんだと聞いてビックリしたよ!」と笑ってみせる。しかし「彼女たちを知ってしまったら、彼女たち以外に主題歌なんて考えられないよ!」と今ではベタぼれの様子だった。

 イベントには、本作に声優として参加している、よしもとの女芸人アイドルユニットの「シュガーズ」から森三中とアジアンが登場。森三中の大島美幸は「(AKB48の主題歌起用は)同じガールズユニットとして誇らしいですね。わたしもセンター大島として負けられないですよ」と決意を新たにしていた。

 また、この日はバレンタインデーということで、「シュガーズ」のメンバーたちはお菓子で作られたレーシングカーをムーア監督とスペンサーにプレゼント。映画さながらのレーシングカーの登場に、ムーア監督たちは大はしゃぎだった。(取材・文:壬生智裕)

映画『シュガー・ラッシュ』は3月23日より全国公開