マイア「今も僕の柔術は進歩している」
強豪フィッチの反撃の芽を摘み取ったハーフからのバック奪取など、グラップリングにおける強さを大いに発揮した彼に、テイクダウン、柔術、そしてタイトルについて尋ねた。
「アンデウソンに挑戦して以来、ずっとレスリングの練習を欠かさないでやってきた。だから、レスリングにはとても自信があったんだ」
――最初のテイクダウンは、シングルレッグダイブでした。MMAではダブルレッグが使われることが多いですが、あそこでシングルを使った意図を教えてもらえますか。
「シングルが特に大切だとか、ダブルの方が有効だということでなく、2つを混ぜて使う必要があると思っている。ボディロックやアンダーフック、オーバーフックも含めてね。僕自身、レスリングを練習するようになってシングルからダブル、ダブルからシングル、そしてバックという連係に力を入れてきたんだ。
あの場面では、僕はサウスポーでフィッチはオーソドックスだから、シングルレッグは入りやすかったんだよ」
――形的にはシングルレッグは、デミアンの得意とするハーフガードからシングル、そしてバックに回る動きに非常に似ていますよね。
「その通りだよ。僕にとっては得意の形ではある。でも、ダブルレッグが苦手というわけじゃないよ。ただ、さっきも言ったように僕はサウスポーだから、ダブルレッグを狙った時、頭が対戦相手に向かって左側にいくと、ヒザや蹴りを受ける可能性が高くなる。だから、ダブルを使う時は状況を把握し、そこに合わせた仕掛けが必要になるんだ」
――それにしても、柔術でも特に防御面で優れたジョン・フィッチを相手に、ディープハーフからあおって、シングルを取りバックに回った動きは見事でした。これぞMMA柔術という動きでしたね。
「柔術は僕のアートだ。レオナルド・ヴィエイラ、ヴァグネル・モタという素晴らしいコーチもいる。MMAで戦うことになったからといって、柔術を究めることをやめたわけじゃない。研究、勉強を続けている。僕の柔術は今も進歩しているんだ」