テレサ・テン生誕60年 台湾中部の生れ故郷で記念イベント

記念行事の会場となったのは雲林県褒忠郷にあるテレサさんの故居。三合院と呼ばれる伝統的なレンガ造りの古い建築で、県の歴史的建造物にも指定されている。
また、テレサさんの中国語の芸名について、本名のトウ麗イン(トウ=登におおざと、イン=竹かんむりに均)は北京語で正しくは「ドン・リーユン」だが、みんながしばしば発音を間違えて「ドン・リー“ジュン”(均、君)」と言うので、漢字のほうをトウ麗君に変えて、これを芸名にしてしまったという話も紹介された。
政府の経費援助もあり、テレサさんの幼少時代がうかがえる「テレサ・テン出生記念パーク」の年末開園をめざして、現在家屋の改築工事が進められており、地元では観光促進につながればと期待している。
一方、台北市でもテレサ・テンさん生誕60周年記念展が開催されており、こちらは中正紀念堂で4月21日まで。入場料は250台湾元(約770円)だが、外国人も含めてテレサさんと同じ1953(昭和28)年生れの人は無料で参観できる。
また5月12日には同じく台北市内の多目的体育館、台北アリーナ(小巨蛋)での記念音楽会も予定されている。