じゃがいもeco時計


厳しい残暑が続いている。それなのに、9月1日からの電気料金の値上げが迫っている。そんな厳しい状況の中、エコロジーとエコノミーの両面から見て夢のような製品が登場した。

日本トラストテクノロジーは8月23日から通信販売限定でじゃがいもから電気をとって動く「じゃがいも eco 時計」の発売を開始した。

■どうしてじゃがいもから電気がとれるのか?
実はじゃがいもから電気をとっているのではなく、じゃがいもに挿した「亜鉛版」が溶け出すことによって電流が生まれる化学反応が起きているのだ。じゃがいもに電線で繋がれた「亜鉛板」と「銅板」を挿し込むと、「亜鉛」がジャガイモに含まれている「リン酸」と反応し「亜鉛原子」から「電子」が外れ、「亜鉛イオン」と「電子」に分かれる。 「亜鉛イオン」はそのままじゃがいもに残るが、「電子」は電線を通って、「銅板」側に移動。移動した「電子」はじゃがいもに含まれている「水素イオン」と結合し「水素ガス」となり放出されるので、たまることなくどんどん「電子」が流れ続ける。 この「電子」の流れによって「電流」が生まれ、時計に電気が送られるのだ。

組立は簡単、じゃがいも以外でも電池として使える!
組立方法は簡単。説明書を読めば工作が苦手な人でも安心して使える。また、電池として使えるのは、じゃがいもの他、レモン、リンゴ、トマト等のリン酸が含まれている野菜や果物、または炭酸飲料等と様々だ。

スペック
商品名:じゃがいも eco 時計
 型 番:POECOCLK
 販売価格:980円(税込)
 時計サイズ:横65mm×縦31mm×奥行き11mm(ケーブル含まず)
 時計重量:約21g
 
 
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(牧田 亜紀子)