楽天が発売をスタートさせた電子書籍端末の「kobo」。街中でも広告を見かけることが多いため気になっている人も多いだろう。だが、実際に端末を手にした人からは不満の声が......。いったいどういう問題点があるのだろうか、そして楽天はどのようにして克服していくのだろうか。

いくつかの問題点を見ていこう。

■使い始めがめんどうくさい
はじめのインストールに戸惑う人が多く、パソコン初心者にとっては辛いという意見が多い。また、初心者でなくてもデスクトップアプリのインストールに手間取ったというコメントはネット上でも多く報告されている。原因としてはパソコンのユーザー名が日本語表記されていることなどがあった。

■タッチパネルの反応が悪い
スマートフォンのような快適さがなく、反応が鈍いことが多い。また応答速度も遅くイライラする人も多いとのこと。

■使い勝手に不便さを感じる
また、多いのが購入した書籍の検索ができないという人や、ネットワークエラーが頻繁に起こるという不満。楽天は20日から24時間電話対応を行っているが、カスタマーへのケアが足りないという声もある。楽天市場のレビューが閉鎖されたことも不信感を募らせる原因になっているようだ。

現在はパソコンを使って初期設定をする必要があるのだが、ここで戸惑うケースも多いことから、楽天では「年内には、パソコンなしで初期設定ができるように端末のソフトウエアをバージョンアップしたい」ということだ。